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Hokuto side.
Aと初めて会った日に連絡先を渡した。
Aこんばんは Aです
メールが来たのは翌日の夜だった。
その日から何気ない会話が続いて、この1ヶ月でAのことを少しずつ知っていった。
A「いらっしゃいませ」
店に来れば必ずAが出迎えてくれる
北斗久しぶりに来れた
北斗いつものお願い!
A「お待たせ致しました」
送信してから数分後にテーブルに届いたのはハンバーガーとアクアマリン
最近はハンバーガーを頬張って、カクテルで流し込むっていうこの品のかけらもない食べ方に病みつき
すぐに食べ終わってしまい、またメールを送る
北斗ごちそうさま
Aお粗末様でした
同じ空間にいるのにメールでやりとりをするのが楽しくて
かわいいスタンプが送られてきて、思わずAを見ると目が合い笑い合う
この関係が楽しくて仕方がない
帰宅中もやりとりは止まらないままで
北斗ドライブ、今度の日曜日はどうかな
A大丈夫です!
前から約束していたドライブ
それがもうすぐ実現する
日曜日
「おはよう」
A「おはようございます」
「新鮮だね」
A「まだ午前中ですもんね」
太陽が空に浮かぶ時間帯にAと会うのははじめてで不思議な感じがする
「敬語使わなくていいよ」
A「ごめんなさい…あ(笑)」
Aとの壁は会う度にリセットされてしまう
でもそんなこと関係ないこれから何時間もかけて壊していくのだから
助手席へ案内すると恥ずかしそうに乗り込んでくれる
あいかわらずAは素直な子で
いつもと違い、俺も素直になってしまう
A「どこに行くのかまだ秘密なの？」
「まだ秘密かな」
車を駐車して、しばらく歩くと今日の目的地が見えてくる
［Rose Garden Tokyo］
そう、今日の目的地は…
A「バラ園に来るのはじめて」
「俺も」
開けた庭は丁寧に整備されていて、美しい赤と緑のコントラストに圧倒される
A「綺麗」
目の前に広がるバラの花
近くで見ると棘があって
完璧じゃない所も魅力的に感じる
「…来たかったから今日来られてよかった」
Aと一緒に来たかったんだよ
バラに見とれる彼女を横目に
本当に伝えたかった事は胸の内にしまい込んだ
ラッキーSixTONESソング
Night Train
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kokulu(プロフ) - るーちゃんさん» コメントありがとうございます！ ゆっくりになりますが更新頑張ります！ (2020年9月13日 23時) (
レス) id: 66b8c4f431 (このIDを非表示/違反報告)
るーちゃん - 少ししか読んでいませんが、とても面白いです。更新頑張って下さい (2020年9月13日 18時) (レス) id: 0830708338 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kokulu | 作成日時：2020年9月7日 1時
