告白予行練習【高尾和成】

告白8 ページ9

「そういや なんで、私が レモンソルベ食べたいってわかったの？」

「・・・Aのことだから」



ﾄﾞｷﾝ




「なーんてな！！ いっつも食ってるからさ！！！」

「そ、そっかぁ〜」



やばい・・・・ 不覚にもドキドキしてしまった。

というよりも・・・いつもって

私、そんなに買ってたかな？

・・・・・買ってたな



「んー・・・・」

「どうしたの？」

「わっかんね〜！！！！」

「あー ここ？ ここは、これを ここに代入して」

「おー！！！ さっすが！！！ でも、なんで そんな丁寧に・・・ いつもそっけないのに」

「だって・・・ 和くんが好きだから」

「へっ・・・」



顔を真っ赤にする和成。

そんな和成をみて 笑うA




「ふふっ 告白予行練習だよ」

「あ、な！！！ こ、このやろー！！」

「ふふふっ ドきったしちゃった？」

「・・・したよ」

「え・・・」

「すっげー・・・ ドキドキした 本気になって欲しいと思うくらい」

「か、和くん・・・？」



自分でもわかるくらいに顔が赤い・・・

それに、体温が一気に上がったみた・・・


あつ・・・・


私が、顔を真っ赤にしてると 和くんが吹き出すように笑った。




「くくくっ うっそ〜！！！ さっきの仕返しだよ！！」

「へっ！？ え？ えぇえええ！！！！」

「可愛かったぞ」

「わ、私のときめき 返せー！！！！」

「これで、お互い様な！！！」



もう・・・本気にしちゃったじゃん。

自惚れそうに・・・・なったじゃん・・・・

それに、




「本気になってくれていいのに・・・・」

「ん？ 何か言った？」

「べっつに〜」

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