八十四天才 ページ6
「里見！」
「美咲！！」
「お前ら無事だったのかよ！」
準備室から出た里見くんたちを見て、皆喜ぶ。
けれど、顔はハッチの中同様神妙な顔のままだ。
水越「ねぇ、どういうこと？学校から出ないって。」
水越の言葉に、皆の声が止む。
『皆、聞いてほしいことがある。』
里見くん、と振り返って後ろの彼の名前を呼ぶ。
彼は私の前へと進み、そして止まった。
里見「皆に頼みがある。
＿＿此処に残ってくれないか。」
その言葉に、案の定皆が驚いていた。
信じられない、そんな顔をしていた。
石倉「おいお前、何言ってんだよ…」
西崎「先生と一緒に…このまま学校に立てこもってほしいんだ」
兵頭「…どうしたどうした？頭でも打ったか？
翠川だって！何で驚かないんだよ…」
皆の視線が刺さる。
分かってはいたけど、やっぱ痛い…
結城「スイちゃんは、私達に賛成してくれたの」
堀部「それに、先生は…
私達の為に、こんな事件を起こしたの」
それから話しだされるのは、美術室の爆発から少し後の話だった。
IV IV IV
『せんせいの目的は、真実を白日の下に晒すこと…
【景山澪奈が殺された真実】を…』
宇佐美「殺されたってどういうこと？澪奈は××したんでしょ!?」
甲斐「誰に殺されたって言うんだよ…？」
せんせいは、それを捜すと言っていたらしい。
……そして、ある事実を告げられた。
西崎「景山の事件は誰が死んでいてもおかしくなかった。ターゲットになったのがたまたま景山だっただけで、俺達の誰かが同じような目に遭う可能性も十分にあった。」
里見「…いや、まだ事件は終わってない。
ここで解決しなければ第二、第三の犠牲者が出る…って」
熊沢「ちょっと待ってよ…澪奈の代わりに私達が命を落としてたかもしれないってこと？」
真壁「事件はまだ終わってないって…まだ誰か死ぬって言うのか？」
皆がそのことに動揺している。
けれど、ある疑問の声が上がった。
兵頭「けど、それと立てこもりがどう関係あんだよ？」
秋庭「そうだよ…そんなの警察に任せればいいじゃん！」
『いや、そうはいかない』
私はその言葉を制した。
『警察ですらたとえどれだけ漁ろうと、加害者を見つけることは出来ない…そういうことでしょ？』
里見「あぁ。だから世間を使って炙り出す必要がある。立てこもったのはそのためだ。
大勢の人間に興味を持ってもらう事が、先生の目的だったんだ」
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ソラ(プロフ) - 里見くんの落ちがいいです…！ (2019年2月18日 20時) (
レス) id: 06b27bfe9b (このIDを非表示/違反報告)
TWICE Nayeon Love - 落ちは何パターンか作ったらどうですか？この人がオチなら○話、この人がオチなら○話みたいな感じで！自分はできればそうして欲しいです！(諏訪ちゃんとくっつけて欲しい……) (2019年2月17日 23時) (レス) id: 32b32150a5 (このIDを非表示/違反報告)
momoko31basukem(プロフ) - コメント失礼します！かいくんに決まりそうですが、どうしても里見くんのオチが見たいです泣なので、もし作者様のお時間に余裕があれば、かいくんのオチが終わったあとに里見くんのオチも書いていただけたらな…と思っています！厚かましくてすみません！ (2019年2月16日 19時) (レス) id: 35ffdb5014 (このIDを非表示/違反報告)
ここね(プロフ) - 私の推しは里見くんですが誰でも…！ (2019年2月16日 10時) (レス) id: 43fbbe1d59 (このIDを非表示/違反報告)
Tomorrow(プロフ) - 落ちアンケートの件ですが、作者様のお気持ちにお任せします｡作者様の意見にも共感する所が多々あります。なので,作者様らしく作品を作っていけばいいと私は思います。日本語おかしいけどすみません笑 (2019年2月15日 22時) (レス) id: aeb26b76f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無音
| 作成日時：2019年2月4日 0時
