四十二天才 ページ44
諏訪「やっぱりアンタだったんだ」
宇佐美を疑っていた諏訪ちゃんは、宇佐美を冷たく睨んでいた。
魚住「香帆、嘘でしょ…？」
未来「そんなわけないよ…」
宇佐美と仲が良かった魚住と河合は、涙を流しながらも、それでも宇佐美を信じたがっていた。
宇佐美「ったく…アンタが出しゃばった真似しなければ皆に死ぬまで気づかれなかったのに！！」
宇佐美はそう言ってさくらを睨んだ。
それでもさくらは、宇佐美に問いかける。
茅野「どうして、」
宇佐美「どうして？アンタのせいでしょ!?」
茅野「え…」
宇佐美「澪奈の傍にいれたのは私だけだった。なのに、アンタが…！！」
宇佐美は、一緒に帰ろうと誘ったが、景山は先約だと言ってさくらと一緒に帰ったことを。きっと景山にとってはさくらとの約束を優先しただけ、たったそれだけだったんだろう。
…けれど、その【たったそれだけ】が宇佐美に影を落としてしまった。
香帆「あの瞬間、私の中で何かが崩れた。
よりによって何で奴 隷呼ばわりされてるアンタなの！？完全に私への当て付けじゃん！
プライドズタズタにされて、言い様の無い怒りが沸いて…許せなかった…
だから私は、澪奈を苦しめた」
ぽつり、ぽつりと呟いていく宇佐美。
香帆「帰ってる澪奈をずっとつけ回して、アイツの物を壊して、アイツの家の窓に石を投げて割って、アイツを追い詰めた。」
『……』
目を閉じる。
瞼に情景が広がった。
…土砂降りの雨の中、2人の女の子がいた。
傘を差していた私とは裏腹に、2人はずぶ濡れ。ずぶ濡れなのにそれでも傘を差していなかった。
＿＿もうやめて…
＿＿なら死んでよ！アンタが死んだらやめてあげる
＿＿っ
＿＿ねえ死んでよ！死んでったら！！
＿＿……
あの時泣いていたのは、死んでと責めていた方の女の子だった。
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未来(プロフ) - 2カ条っていうのが気になりました。2カ条というところはあるかもしれませんが基本ニ教の表、裏と言います！面白いので頑張って投稿して下さい！！ (2019年2月22日 16時) (
レス) id: 992a2d29b1 (このIDを非表示/違反報告)
黒玄@学生(プロフ) - 無音さん» 女の人が優しいことを祈りましょう…！これからも応援してます！ (2019年1月25日 7時) (レス) id: ae6add9199 (このIDを非表示/違反報告)
無音(プロフ) - 黒玄@学生さん» ありがとうございます！訂正行ってきます！！真壁くんの女に怒られてしまいますね！ (2019年1月25日 7時) (レス) id: 48c7dd2dbf (このIDを非表示/違反報告)
黒玄@学生(プロフ) - 無音さん» 私が気づいた限りだと、9、12、17話です (2019年1月25日 7時) (レス) id: ae6add9199 (このIDを非表示/違反報告)
無音(プロフ) - 黒玄@学生さん» 本当ですか!?推しの名前を間違えるなんてファン失格…何話に真鍋くんがいるのか教えていただけると幸いです！！ (2019年1月25日 7時) (レス) id: 48c7dd2dbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無音
| 作成日時：2019年1月14日 3時
