【あんスタ】悪役令嬢√だなんて聞いてない！！

一話*破滅エンド？だが断る ページ3

「おいおいおいおいふざけんなよォォォォォ！！」小声


自分が覚えてる限りの設定を書いたが、瑠璃川、瑠璃川ぁぁぁ…！

私の主人公時代、作った衣装は切り刻まれるわ、女子トイレに閉じ込められるわ！アイツにどれだけ迷惑をかけられたことか！！


「まぁ？私のダーリンたちが？華麗に助けてくれたおかげで？親愛度もグンと上がりましたし？？おかげで瑠璃川は…」


瑠璃、川は……


『A、君との婚約は今日を持って破棄させてもらう。』

『貴様の悪事はこちらで全て洗い出させてもらった。退学は免れない。』

『瑠璃川A、お主はあんずの嬢ちゃんを苦しませた。その裁きを受けてもらおうか』


あの後英智様との婚約は破棄になって、

夢ノ咲学院を退学になって、

家からも勘当されて、

その後は、行方知らず……


「まさか、10年後の私は、こうなっちゃうの…！？」


そんなの嫌！！嫌だ！！！
この、この破滅エンド、私は絶対嫌！！


「作戦、作戦を考えよう…！」


あんスタ重課金ユーザー改め悪役令嬢・瑠璃川A、私は破滅エンド回避を目指す！！
目指せ幸せ！目指せ地位の安定！


「A様」

「へぁっ、」


さっきのメイドがまたやってきた……んだが、さっきと違う点があった。彼女の後ろには、今の私と同い年ぐらいの可愛いショ…ﾝﾝｯ、男の子がいた。


「A様、英智様がお見舞いに来てくださいましたよ。」

「英智様！？！？」

「え、えぇ」


メイドは困ったような顔をしてしまい、後ろのショタ英智様らしき子も私から目を逸らしていた。


……私だだスベリじゃねぇか

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