玖#第三者視点 ページ9
加州「な…っに言ってんの気持ち悪い！」
四葉「おっと手厳しい」
殴りかかる勢いで手を振りほどいた加州をすっと避けた四葉。能面越しにくくっと喉を鳴らすような笑い声が大広間に響いた。
香澄「よつ…！」
危うく名前を呼びそうになる香澄の唇に人差し指を添え、小首を傾げる。
四葉「此処では『補佐官』、そうだろう『見習い』？」
この本丸の者にとっては忌々しいその声は、とても優しく暖かいものだと香澄には感じ取れた。
一期「一体何の用ですかな、末摘花？此処は貴方がいていいところではないですぞ」
和泉守「いや、もしかしたら俺たちに斬られにきたかもしれねぇ…なら話は早ぇよなぁ？」
堀川「大人しくしててくださいね？暴れて貴方の血なんかがこの部屋に飛び散ったら最悪ですから」
つい先程まで自分に対して優しい言葉をかけていた連中が、今では四葉に対して冷たい言葉を放つ。その光景に香澄の怒りは沸々と沸き上がっていた。
四葉「君達、見習いが此処にいるうちはそういうことは心の内に秘めておいてくれ。」
加州「ハァ？居候の癖に指図しないでよね」
四葉「君達こそ分からないのかい？
此処に見習いが来たということは此処で何を見てきたか、何を知ったかを政府に報告するんだぞ。
君たちの暴言、ましてや私を殺して万が一この本丸が解体になったらどうするんだ？」
加州「なっ…！」
香澄の怒りを制するように肩にそっと手を置きながら、四葉は刀剣達に忠告する。
四葉「＿＿そうなってしまったら、ご主人はさぞかし悲しむだろうね。」
そう言えば、彼等が手出しできないことを四葉は知っていた。こうしないと、此処では生きていけないからと学んだ末の言葉を放った。
加州「主を脅しに使うなんて信じらんない……
覚えてろよ、何も出来ない醜女が」
四葉「あぁ、覚えておこう。行こうか、見習い」
香澄「……はい」
刀剣男士達の睨みを一斉に受けた四葉は、にこやかに去って行った。
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ゆきな(プロフ) - 馬糞…粟田口の人達か…(これからも無理せずに頑張ってください) (2019年6月2日 18時) (
レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
まいまい - 夢主ちゃん....イケメン......((ﾄｩﾝｸ)) 頑張ってください!!! (2018年10月17日 23時) (レス) id: 3720a028b2 (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - 早く投稿してください。応援しています (2018年8月21日 22時) (レス) id: 29a3b199e2 (このIDを非表示/違反報告)
こだぬき(プロフ) - ココアサイダーさん» な、なんと!?読者様でしたか!!よろしければまた遊びにいらして下さい!!これからも応援してます！ (2018年7月4日 19時) (レス) id: d065086080 (このIDを非表示/違反報告)
ココアサイダー(プロフ) - 雪姫さん» ありがとうございます！強い夢主ちゃん達をこれからもよろしくお願いします！！ (2018年7月4日 17時) (レス) id: 2d66ea9257 (このIDを非表示/違反報告)
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