参#四葉視点 ページ3
能のお面を付け、末摘花を出て彼等の元へ行く。
『皆様、政府から伝言を預かった。聞いてくれると嬉しい。』
大広間に集まった刀剣たちに伝え
『明後日、この本丸に…』
「なぁ風呂行こうぜー！」
…ようと思っているが、彼等は私の方を見ない。聞く気がないのには慣れているので続けるが。
『明後日この本丸に見習いが』
「ねぇ、そこに居られると邪魔なんだけど！」
『わっ』
後ろから急に押されて思わず倒れてしまう。
不機嫌そうな声、一番聴き慣れた声、
能面越しでよく見えないが、誰かはすぐ分かった。
『加州清光様、』
加州清光。この本丸の最初の刀…そして、私が最初に霊力を込めた刀だ。
加州「何でアンタが此処にいるの。」
『あぁ、それは清澄から政府の司令を預かったんだ。ご主人は眠っているため、止む無く私が受け取った。』
加州「ふーん、そうなんだ」
清光は私から伝書を奪い、大広間から出した。
加州「皆には俺から伝えておくから。アンタはもう帰って。」
『いや、しかし』
加州「ﾁｯ、あーもう！」
清光が忌々しげに舌打ちしたかと思えば、自身の刀の柄を私の喉へ当てていた。
加州「言わなきゃ分かんないの？
主の体が弱いからしょうがなくアンタを置いてるんだよ。それを忘れないで。
末摘花のアンタがいると本丸の迷惑なの！ほら、早く離に帰りなよ！」
清光の発言は私に対する暴言だ。本人の私には強いほど刺さっている。
他の連中も清光のようには言わないけれど、全員彼と同じ意見なのだろう。
＿嗚呼、何て惨めなのでしょう。
『…それはすまなかった。ではお言葉に甘えて私は帰ろう。』
すぐさま立ち上がり、埃を払って帰っていった。
離の私の部屋に着くやいなや、パタンと扉を閉める。
『……はぁ』
目の前に敷いてある布団に倒れ込む。
『つまらない、実につまらない』
そう言い惑って、深い睡魔に誘われて目を閉じた。
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ゆきな(プロフ) - 馬糞…粟田口の人達か…(これからも無理せずに頑張ってください) (2019年6月2日 18時) (
レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
まいまい - 夢主ちゃん....イケメン......((ﾄｩﾝｸ)) 頑張ってください!!! (2018年10月17日 23時) (レス) id: 3720a028b2 (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - 早く投稿してください。応援しています (2018年8月21日 22時) (レス) id: 29a3b199e2 (このIDを非表示/違反報告)
こだぬき(プロフ) - ココアサイダーさん» な、なんと!?読者様でしたか!!よろしければまた遊びにいらして下さい!!これからも応援してます！ (2018年7月4日 19時) (レス) id: d065086080 (このIDを非表示/違反報告)
ココアサイダー(プロフ) - 雪姫さん» ありがとうございます！強い夢主ちゃん達をこれからもよろしくお願いします！！ (2018年7月4日 17時) (レス) id: 2d66ea9257 (このIDを非表示/違反報告)
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