拾壱#四葉視点 ページ11
そうか、今まで思いつきもしなかった。
私が主になればいいのだ。
私一人ではきっと瞬殺され来々世まで呪われることになる。
四葉「だが、香澄がいればこの本丸から彼奴らだけでなくご主人を追い出せる。私はようやく日向を浴び、落ち着いて生活できる…!」
香澄「あ、あの、四葉さん…!?」
香澄の声は震えている…そうかそうか、楽しみすぎて待ちきれないのか。可愛い奴め(←違います)
四葉「香澄、私と一緒にこの本丸を乗っ取ってくれ!」
香澄「ごめんなさい!!」
先程と同じ大音量で謝られた。
…何故だ??
香澄「いやいや四葉さん!いくら何でも乗っ取りは駄目です!審神者法第十二条にも書かれてる通り即逮捕!協力者もです!!」
四葉「ふむ…乗っ取りという言い方は悪かったか。
では、強制的に手続きをしてこの本丸を貰おう!」
香澄「それつまり乗っ取りですよね!?」
あれも駄目これも駄目…言い出しっぺのくせに香澄は駄目とばかり言う…何なんだ…
あれか?政府に許可を取らないと駄目なのか?
四葉「では直々に許可を貰おうか!」
香澄「は?」
四葉「こんのすけ!」
こんのすけ「お呼びでしょうか補佐官様!」
こんのすけを呼び出し、即座に打った電報とあるものを渡す。
四葉「忙しいところ悪いが、これを清澄と上層部に渡してくれ。出来る限り早めに頼む」
こんのすけ「了解しました!補佐官様もお疲れでしたらいつでも休みをご用意いたします!」
四葉「私はいいよ。それを届けてくれたら休みは返上で構わない。それと、君には褒美で上質な油揚げを注文しておく。楽しみにしてくれ。」
こんのすけ「あああありがとうございます!やっぱり補佐官様サイコー!!」
ルンルンで帰って行ったこんのすけを見送る。
香澄「…こんのすけチョロくないですか?大丈夫ですか?」
四葉「彼奴にはたらふく油揚げをあげているから、こっちのもんだ。口も堅いから隠密行動にはうってつけだな。」
香澄の若干引いた目で此方を見ているが、無視した。
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ゆきな(プロフ) - 馬糞…粟田口の人達か…(これからも無理せずに頑張ってください) (2019年6月2日 18時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
まいまい - 夢主ちゃん....イケメン......((トゥンク)) 頑張ってください!!! (2018年10月17日 23時) (レス) id: 3720a028b2 (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - 早く投稿してください。応援しています (2018年8月21日 22時) (レス) id: 29a3b199e2 (このIDを非表示/違反報告)
こだぬき(プロフ) - ココアサイダーさん» な、なんと!?読者様でしたか!!よろしければまた遊びにいらして下さい!!これからも応援してます! (2018年7月4日 19時) (レス) id: d065086080 (このIDを非表示/違反報告)
ココアサイダー(プロフ) - 雪姫さん» ありがとうございます!強い夢主ちゃん達をこれからもよろしくお願いします!! (2018年7月4日 17時) (レス) id: 2d66ea9257 (このIDを非表示/違反報告)
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