どんな関係_Ma ページ22
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『景光くんヒゲあっても良いねぇ〜!見ないうちに大人っぽくなった!!』
「それもう5回くらい聞いたから、松田。あと双海さん頼んだ」
諸伏から珍しく至急の連絡があったから来てみれば見た事ないほど酔ったAが居た。
「なんでこんな状態になったのかねぇ…」
「さぁ、俺達が追っかけてた男が元カレで絡まれてたとこしか見てないから」
なんで酔ってんのかは分からない。そう言って諸伏は早々に戻っていった。あいつはあいつで色々忙しいんだろう。
『あれ〜景光くんが、陣平くんになってる』
「お前どんだけ酒飲んだんだよ」
『んー!わかんない!』
何かと理由をつけて一緒に飯食ったりして来たが
こいつがここまででろんでろんに酔っ払ってるところは初めて見た。
酒は苦手だと言ってたから自分で飲むはずがない。
多方飲まされたんだろう。
『あのね、久しぶりに景光くん見たんだけど警察学校時代の幼さも捨てがたいけどわたしてきに、進化したバージョン?さいこうなんよ、一生諸伏景光ファンであられるわたし。河村と鈴木はぁ〜降谷くん推しをゆずらなかったけど〜私はアイドル景光くんを信仰する』
何一つ頭に入ってこなかったが、諸伏に対する謎の愛情を見せられたのは分かった。
あーなんか思い出せばA、警察学校ん頃は諸伏のこと好きだったとか何とか萩が言ってたな。
「そんなに諸伏が好きかよ」
『好きだよ〜、でも陣平くんも話いっぱい聞いてくれて優しくていけめんだからすきだよ〜』
ふわっふわした様子でそういう彼女はきっとこのことを忘れるんだろう。
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ユナ@前垢消えた(プロフ) - 最後の落ち方が神すぎて続きが待ち遠しい (6月6日 18時) (レス) @page44 id: 0e552ce067 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Lerian | 作成日時:2023年5月22日 21時