呪われたコンビニ店員【呪術廻戦】

ヒーローJK ページ2

□


ここのコンビニは基本的に人が来なくて
ちょっと過疎っている、と言ったけど


全く来ない訳では無い。そりゃそうだコンビニだから。


「ねぇねぇ、連絡先くらいは良いっしょ？」


「俺ら君のために毎日通ってんじゃん」


『えぇ……っと』


この過疎り具合と、無駄に広い駐車場がマッチしたのか知らんけど、不良……？いや、なんて言うんだろ。


怖い人がよく集まる。主に夜の時間帯に。


レジ挟んでても、怖い。これ本当に。


「ね〜、そんな取って食ったりしないからさ」


『え、へぇ？？』


腕をがっと掴まれた。


おじさん店長助けてぇと言いたいところだが深夜は一人です
このコンビニ。


もうほんと終わった、めんどくさいけど１回連絡先渡したら静かになるかなぁ……


「ちょっと、私レジ並んでんだけど。しょーもないナンパなら他所でやれば？」


えっ……かわいい。
終わったと思ってたところに声をかけてくれたのはカッコイイけど可愛い、まつ毛が長い女の子だった。


「あ？高校生がなんでこんな時間に出歩いてんだよ」


「学校近ぇんだよ、つか私の言ったこと聞こえなかったわけ？釘頭に刺してやろうか？」


オラってる。めちゃめちゃオラってる。


……ん？釘頭に刺してやろうか？


待って待ってどこから出てきたそのトンカチ。


そんなことを考えていたら、
怖い人達はコンビニを出ていった。


『ごめんね、ありがとう』


「いいのいいの、おねーさん可愛いんだから。気をつけなさいよあいつら戻ってくるかもだから」


なんだろ……絶対年下だけど姉さんって呼びたいわ。
『シフトあと1時間あるんだよねぇ……』


「それまで1人なの？」


『うん』


女の子はふーんと言う。


「私戻っても寝るだけだからここに居るわ」


『え、いいの？』


「おねーさん断れなさそうだしね」


『よく分かるねぇ……じゃあおねーさんが奢ってあげる』


「やった〜」


かわいい、、、
今が深夜1時ということはちょっと置いといて。

クールDK→←フレンドリーDK

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す