呪われたコンビニ店員【呪術廻戦】

ジェントルマン ページ5

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あ、カスクート買う人だ。


たまぁ〜に見かける金髪の、スーツの、なんかすごい仕事出来そうなひとは絶対にカスクートを買う。


カスクートよ、どうかこの人が悲しまないように品切れにならないでねと勝手ながらお祈りしている。


「Aちゃんレジお願いね」


『あ、はい！』


ちょっとだけ小走りでレジの方へ向かうと
せっかちな性格が悪かったのか角を曲がりきれずに足をぶつけてすごい音がした。


ほんとにやばくて、
痛みよ静まれと思いながら数秒足を抱えて硬直。


「大丈夫ですか」


『あ、レジ……大丈夫ですごめんなさい』


手を差し伸べてくれた。


えぇ…………紳士(ジェントルマン)じゃん


「Aちゃん！すごい音したけど平気？」


『平気です、ごめんなさい大きな音立ててしまって』


すいません、ともう一度心の中で謝ってから、
レジ打ちをした。


『お買い上げありがとうございました』


「ありがとうございます」



この人も懇切丁寧だ。
心がじんわりと暖かくなる。


過疎っているのにいい人が多いコンビニ、
ここくらいじゃないか？？
今日はいい日。
足の爪は死んだけど

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