32 ページ2
伊地知「続いて人的被害です。2級術師3名、準1級術師1名、補助監督5名、忌庫番2名、高専に待機していた術師で五条さんや夜蛾学長と別行動だった方たちですね。家入さんからの報告待ちですが、以前七海さんが遭遇した呪霊の仕業でほぼ間違いないかと」
五条「チッ」
歌姫「この件って、学生や他の術師と共有した方がいいですかね」
楽厳寺「…いや」
夜蛾「上で留めておいてもらった方がいいだろう。呪詛師界隈に特級呪物流出の確信を与えたくない。捕えた呪詛師は何か吐いたか?」
伊地知「口が堅いわけではないのですが、まともじゃない、要領を得ない発言が多いです。ただ件の襲撃に関して自分は取り引きの上、命令されてやったにすぎないとのことで」
呪詛師「ハンガーラックを作りたかったんだ。それをあの坊主、名前は知らねぇ。男か女かも分かんねぇ白髪オカッパのガキだ」
冥「性別不詳のおカッパ坊主のガキんちょ、心当たりは?」
五条「なーし。適当こいてるだけじゃない?Aの呪符使えば1発じゃん」
A「呪符なら潔高くん専用のやつ持たせてあるよ」
伊地知「もちろん使いました。しかし、同じようなことしか言いませんでした」
歌姫「そもそもなんで呪霊や部外者が天元様の結界抜けられたのよ」
A「それは、私が最初に相手をした特級呪霊のせいだと思います。特殊な気配を持ってましたし、呪霊は呪霊でも、限りなく精霊に近いのではと。葵くんの話だと、植物に潜り込めたらしいですし、天元様の結界も植物には機能しないので」
五条「天元様の結界って、『守る』より『隠す』に全振りしてるから、懐に入られるとちょっと弱いよね」
歌姫「とりあえず今は学生の無事を喜びましょう」
楽厳寺「ふむ…」
夜蛾「だが交流会は言わずもがな中止ですね」
五条「ちょっと、それは僕達が決めることじゃないでしょ」
全員「?」
154人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
たぴ - 50話の、「釘を刺す(物理)」でめっちゃ笑ってました!コメント失礼しました〜! (2022年2月11日 22時) (レス) @page20 id: ee9be970c4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:なっつ | 作成日時:2021年3月26日 21時