臆病者は最強と並ぶ 2

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A「さて、ここだよ！」

パンダ「いかにも出ますって感じの廃ビルだな」

棘「すじこ」

目の前には呪力で溢れかえっているボロボロの廃ビル。

A「私はここで待ってるから。何かあったら電話してね」

棘「しゃけ！」

A「それじゃあ…『闇より出でて闇より黒く、その穢れを禊ぎ祓え』」

ドドドド…

パンダ「じゃあ行くぞ、棘！」

棘「高菜！」

A「気をつけてね！」


バッ…

お、帳が上がった。全部倒せたみたいだね。

パンダ「Aー！倒してきたぞー！」

棘「いくらー！」

A「おかえり2人とも！怪我はない？」

パンダ「おう！まぁ俺は怪我しても変わらないんだがな」

棘「ツナマヨ！」

A「大丈夫そうだね。じゃあ高専に帰ろっか！」

プルルルル

あれ、五条先輩からだ。

A「ちょっとごめんね。…もしもし」

五条『あ、A？僕ちょっと病院行ってくるから、高専で待ってて♡』

A「病院？！何かあったんですか？！」

五条『真希と任務先にいた子供が怪我しちゃってねぇ…」

A「乙骨くんは…？皆無事なんですか…？！」

五条『憂太はピンピンだよー。他の子達も命に別状はないよ。安心して』

よかった…まあ、乙骨くんも特級だし、ピンピンしてるのも納得かな…。

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