臆病者は最強と並ぶ 2

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七海「伏黒くん、どうし…A？！」

灰原「A、どうしたの？！」

A「建人くん…雄くん…」(ぽろぽろ)

今になって、何が起こったかをしっかりと理解してしまって、涙が止まらなくなった。建人くんと雄くんがいる安心にもよるかもしれない。

七海「落ち着いてください、何があったんですか？」

灰原「僕らで良ければ話聞くよ！」

A「建人くんっ…雄くんっ…うぁあぁっ！！」

七海「！！…伏黒くん、何があったんですか」

恵「…五条先生が…浮気してました…」

灰原「…あの、五条さんが…？！」

七海「チッ…クソが…」

夏油「恵、どうしたんだ…A！！まさか、悟が…？」

灰原「夏油さん…そのまさかです」

夏油「悟…。ちょっと悟に会ってくるよ。どこで見たんだい？」

恵「渋谷です。…頼みます」

夏油「もちろん。絞めてくるよ」

皆が集まって私のそばにいてくれている。でもその優しさすらも受け取れないくらいの大きすぎる悲しみ。最早悲しいのか怒ってるのか何なのかすら分からなくなっている。

A「泣かせるわけないって…言ってたくせに…。悟さんのバカ…大っ嫌い…」

真希「あのバカ…帰ってきたらボコしてやる…」

パンダ「今回に関しては同感だ」

棘「おかか…！！」

恵「だからあの人は心配だったんだ…。七海さんと灰原さんだったら任せられると思ってたから…。まさかあの人の方に行くなんて思ってなかったんですよ…」

七海「…」

灰原「七海、殺気出てるよ。抑えて」

七海「じゃあ灰原は抑えられるのか…？あの人に対しての怒り」

灰原「…」

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