program1-1＜キミノ思イ出＞沢田綱吉 ページ3
「沢田綱吉様おはようございます」
ツ「あ・・・お・・・おはよう」
ボンゴレに届いた1人の女性・・・
女性って言ったら怒るな・・・彼女は立派な１台のロボット。
――――数ヶ月前
貴「Aです」
「ボス・・・これが例のロボットです」
ツ「・・・あ・・・この子が？どっからどうみても女の子じゃあ？」
貴「女の子じゃないです。私はロボットです」
ツ「そ・・・そう・・・・」
この子は女の子と言ったら怒る。
そしてココロが無いのに
貴「沢田綱吉様・・・コレ」スッ
やたらと花を渡してくる。
そして
貴「沢田綱吉様、外出許可をくれませんか？」
と言って一ヶ月に一回外へ行くこともある。
その日は帰りが遅いことが多い。
あとをつけると
貴「こんなとこで何やってるんですか？」
・・・と言っていつの間にか後ろにいることがある。
今日は一ヶ月に一回のちょうどその日。
貴「では出かけてきますね」
ツ「・・・いつも何処に行ってるの？」
貴「・・・」
――――しばらくの沈黙。
貴「・・・来ますか？一緒に」
ツ「えっ・・・？」
―――――
オレは仕事を今日初めてサボった。
Aがいつも行く場所にオレも行くことになった。
・・・そこは
ツ「・・・・墓？」
キレイなお花畑には十字架の墓が立っていた。
貴「・・・ココは私を作ってくれた博士の墓なんです」
ツ「毎月ココヘ？」
貴「ｺｸﾝｯ)何故かわからないけどココへ来てしまいます。
・・・博士、この方が私の今の大切な家族です」
ツ「・・・初めまして・・・」
貴「・・・博士の家に行きましょう」
――花畑の道をたどっていくと大きな家が1件建っていた。
貴「古びてますが、ココで私は生まれたのです。
久しぶりに見ますね・・・」
ギィッ
古びた家の中には大きな機械、パソコン、回線などがあった。
ココでAは誕生したんだ・・・
貴「！」
ツ「・・・これは？」
・・・プログラム？
『インストールしますか？』
貴「・・・博士は命の終わりまで私に作ってくれていました。
私は奇跡的に作られたロボットと言われていました。
だけどひとつ・・・ひとつだけ足りなかった」
カチッ
『YES』
貴「それは・・・『ココロ』というプログラム―――――」
ラッキーアイテム
革ベルト
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作者名：桃花 | 作者ホームページ：http://yaplog.jp/mikako27/
作成日時：2012年1月28日 17時
