四話「三軍緊急会議」 ページ6
それぞれの軍で兵士達が練習に励む中、その会議は厳かに開かれた
「近隣の国で被害に遭った所は無いが、此処に奴等が辿り着くのも時間の問題だろう」
腕を組んだ総統の言葉に、室内の空気が緊張感を増す
「...まず、軍の幹部達を付近の国に派遣する
敵は強大、他国との連携が鍵になるだろう
他所からの援助も必要になる事を見越して、いくつかの国に戦力を派遣する
....異論は?」
一同を見渡し、FBが返事を返した
「異論ありません
戦力の分布はどのように」
「できるだけ、三軍を織り交ぜよう
一箇所に一つの軍が偏ると、全体に情報が行き届きにくい」
後を継いだ96猫が発言する
「組み合わせと派遣の場所については、追って連絡します
各々支度に取り掛かって下さい」
幹部達が解散した後、総統は呟いた
「さて、敵が手を回す前に間に合えば良いが...」
窓の外は、争いの予感など感じさせない晴天である
.
「.....ッ
....此処は......」
目が覚めた
青年は、目に写った一面の白に再び瞑目する
「......ハハッ
...天国、かな....」
しかし、横から伸びて来た手に頭を叩かれ、そこがあの世でない事に気付いた
『天国な訳ないでしょうが
私の腕を馬鹿にしてるの?』
覗き込んで来た白衣の女性は、大きな瞳を不機嫌そうに伏せている
「.......女神?」
『は?』
面倒事の予感に、女性は嘆息した
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ココア(プロフ) - シオンさん» コメントありがとうございます!はい、元ネタは我々だの方々の実況です。対エイリアン、という単語にハッとしまして.....。更新頑張ります!! (2017年7月1日 17時) (レス) id: 742ad63ee0 (このIDを非表示/違反報告)
シオン - 番外編、おめでとうございます!!楽しみです!!エイリアンは元ネタ我々だですか? (2017年6月30日 16時) (レス) id: 986262ce68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ココア | 作成日時:2017年6月29日 13時