鬼呼ぶ使い (ページ46)

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今までの主もそうだったのでしょうか？

もう、何が正解なのか分からなくなってきました。

霜「A、本当にすまない。
　けど、私は鬼として生きると決めたんだ
　そこでだ、Aもこちらへ来ないか？」

え？

私は、どうしたらいいのでしょうか。

きっとこれは間違った選択の結果でしょう。

ここで鬼側につけば、柱の方々との笑い合う未来など言語道断、ありえないでしょう。

それどころか、味方をしてくれた方、鬼殺隊までをも裏切る事になってしまいます。

ですが、私は使い。

主の幸せこそが私の幸せ。

主が堕ちるというのなら私も一緒に参りましょう。

すみません。冨岡さん、胡蝶さん、甘露寺さん
鬼殺隊の方々、お館様。

私は使いとして、いや自分自身、Aの意思で、霜花様についていきたいと思います。

『霜花様のお望みであるならば、私は何処まで
　もついて行きます。』

霜「！そうか、わかった。
　 Aの気持ちを利用するようです悪い
　な。」

『霜花様、違いますよ。
　私は使いとしてではなく、Aとしての意
　思でついて行くのです。』

私はそう言って微笑んだ。

そうすると、霜花様も微笑んで

霜「そうか、ありがとな。」

と仰りました。

霜「では、今から鬼の本拠地。無限城へ向か
　う。鳴女。」

ﾍﾞﾍﾞﾝ

そう音が鳴ると、下に襖が現れ、私は下に落下しました。

その時に、霜花様は

霜「頑張ってくれ、A。」

仰りました。

…何かあるようですね。

私の強さを測るための試験的なものでしょうか?

何はともあれ、気を引き締めて行きましょう。

時は遡り、霜花が無限城を出る前……。

鬼「霜花、わかっているな。
　そのものが反抗するようであれば殺す。
　承諾するのであれば、無限城に転移させ
　力を測るため襲撃を行う。」

霜「はい。そして、襲撃したときに死んでしま
　えばそれで終わり、生き抜いたら鬼にす
　る。であっていますよね？」

鬼「あぁ、その通りだ。
　フフ、どうなるのか、楽しみだな。」

黒「…日の呼吸を使う、か………。」

童「どんな子かな？
　どうなるのかな？楽しみ！」

猗「はしゃぎすぎだ、童磨。
　強い者なら手合わせを願いたいものだな」

半「ヒィィ、日の呼吸、恐ろしい！」

玉「ヒョヒョッ、楽しみですな。」

堕「どんな子かしらね！」

妓「あぁ、気になるなァ」