検索窓
今日:16 hit、昨日:17 hit、合計:36,529 hit

再会 ページ45

霜花が鬼になって一週間後…




霜花様は何処へ行ってしまわれたのでしょう。



私がもっとちゃんとしていれば………。



私は何も学んでいませんね…



そう思いながら、私は街の中を探索していました。



霜花様、どこに居るのですか?



まだ、私は解雇されていませんからね。



私が使いである限りは霜花様を探し続けます。



もう、昔のように後戻りができなくなる前に見つけ出さなくては………。



そんな事を考えていたら、私は町外れの森まで来ていました。



少し、休憩することにしましょう。



霜花様が居そうなところはどこでしょう?



私は、思考を巡らせながら休憩をしました。



そして、また探しに行こうとしたその時でした。



不意に、声がしました。



?「A。」



あぁ、この声、この気配は私が探していた主の声です。



『こんなところにいらしたんですね。



 霜花様。』



霜「急に居なくなったりしてすまなかった。
  だが、私はもう耐えられなかったんだ。
  こんなの、ただの甘えだよな。」



『そんなことはありません!
 霜花様はよく頑張りました!
 誰よりも頑張ってきました!』



『たとえそれが甘えだとしても、霜花様は頑張
 り過ぎなんです。だから、休憩したって、甘
 えたっていいんですよ。』



『最近、鬼殺隊の柱の皆様が真実を知ったよう
 で、霜花様の事を探しています。
 今なら戻れます。霜花様。
 また皆で笑い合いましょう?さぁ。』



霜「すまない、A。
  私はもう、戻れないんだ。
  新しい居場所を見つけた。鬼殺隊よりも居
  心地がいいんだ。」



『霜花様、何を仰って………!
 霜花様、その気配、鬼ですよね?
 鬼になったんですか?
 新しいって、まさか…。』



霜「あぁ。Aの察したとおりだ。
  私は鬼になり、上弦の零の座を手に入れ
  た。みんな優しくて、私を必要としてくれ
  るんだ。」



そういった瞬間に、霜花様の目に上弦 零という文字が浮かび上がった。



…私はまた、同じ過ちを……。



どうしてこうも、私が護りたい人物ほど、守れないのでしょう。



私が、やっぱりある種の鬼だからでしょうか?



ですが、霜花様は幸せをそうです。



鬼になって幸せだったのでしょうか?



ならば、私は何も言いません。



主の幸せが私の幸せ。



今までの主もそうだったのでしょうか?

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (29 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
57人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:八仙花 | 作成日時:2020年6月29日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。