復讐したいことが、どうやらバレたようで【文スト】

悩み中 ページ20

Aside


さて。太宰の部屋についたのだけど…

まぁ、誰もいないよね。本人はまだ首領の所にいるのだろうし。


でも取り敢えず、ノックするか。


A「Aです。失礼します。」


ガチャ。と開ければやっぱり誰もいない。


中也でもいるかなーっと思ってたのだけど。



ソファに座ってみた。割とフカフカだ…


あれ、これ寝そう…




…寝たら私が殺されるか←




さて。


A「どうしよう…これから……」


先程の幹部補佐の件も含めてどうしよう…。


復讐はしない。


太宰達にはそう言ったけど、そんな気はさらさらない。

見つけ次第すぐに殺る。




でも。太宰達と行動する限り、そんなこと叶わないよな…


止められる ｱｰﾝﾄﾞ 私が殺される(色んな意味で)


あー計画も立て直さなきゃ…。



昨日のうちに、復讐の計画が書いてあったパソコンは中也の異能によって壊されたし、ノートは太宰に燃やされた…


計画の内容、大体は覚えてるけど、全く同じだとさすがにな…





太「…、A。」


A「え？太宰さん…？」


いつの間にいたんだろ…


というか…少し怒ってる…？



太「何ぼーっとしてるのだい？…それに、私はソファに座っていいと言った覚えはないのだけど」


A「あ…ごめんなさい」


慌てて飛び退こうとすると、後ろから抱きしめられた。


太「今日の夜、宴会(パーティー)が終わったら、私の家に来ること。いいね？」


そう耳元で囁かれた。



行ってはいけない──


本能がそう叫んでいるけれど、従わなかった時が恐ろしい。



A「…はい」




…やっぱり私は逆らえない。




太「行くよ。」



A「はい。…あの……」


太「なんだい？」



A「…拷問は…太宰さんがやるんですよね？私は、見てるだけでいいんですよね…？」


甘い考えだとは思うけど…したくないものはしたくない。



太「私は構わないよ。だけど君は首領に怒られるだろうね。」



A「…何も聞かなかったことにしてください」



その後は2人とも無言で拷問部屋に向かった。

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