佐久間の色の明日【8】

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佐久間side





目が覚めたら、病院のベッドの上で



それで、阿部ちゃんが泣いてた。













深「佐久間．．．佐久間」


照「ふっか、こっち座りな」












あのあと、体力が消耗してたからまた寝ちゃって、



起きた時には、メンバーがいた。




なぜかふっかは照に支えられてたけど。










翔「佐久間、ごめん。



俺のせいで佐久間がっ」







翔太が、涙を浮かべながら俺に謝ってくる。


でも、今回のことは俺の責任。



翔太が何も責任を感じる必要なんてないのに。








「．．．おれこそっ．．．ごめっ。


けーきっ．．．だめなのにっ」





照「佐久間、なんでケーキ食べちゃったの？


いつもなら、あっても食べないのに」





「．．．たべたかったっ。



いつも．．．がまんがまんでっ．．．。


わかってるもんっ。


たべたら、ダメって．．．でも．．．でもっ」










俺のわがまま。


俺が病気だから、メンバーにも迷惑かかってる。

だから、俺が我慢することくらい当たり前なのに。


なのにっ．．．










深「佐久間．．．ごめんっ


俺らこそ、佐久間の辛さに気付いてあげれなかった。


そうだよな．．．一緒がいいよな」







ふっかが悲しそうな顔で、そんなことを言った。







蓮「ふっかさん、佐久間君を甘やかさないで。


佐久間君、俺はちょっと怒ってるよ」






ふっかの言葉を遮るようにめめが俺の前に立った。







翔「おい、目黒。


今はやめろ」



蓮「いやだ。

俺は思ったことちゃんと言わないと気が済まない」









めめの目は確かに、怒りに満ちてた。

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