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『桂さん、おはようございます!』
朝、早朝、5時30分。桂は目覚めた。
そして布団に目を移すとまず飛び込んできたのが大量の血。
次に隣に目を移すと鼻下に血が垂れているAが。
桂「......おはよう。」
『っ〜〜〜!やった、夫婦の1歩目ですよ!!!!
おはようを言い合うなんて夫婦の鏡!
キャーッ結婚式何時にします?明日?明日?』
桂「............なんで、此処に居るのだ?」
『え?そりゃあ私達......結婚』
桂「A殿、正座」
『はう、っ』
はい、と言ったつもりなのだろう。
が、実際に発した言葉は、はう。
血まみれの布団の前でAと桂は座り合う。
なんてシュールな光景。
『なんでしょう桂さん!』
桂「......出て、行こうか。」
『え、一緒にですか!!?
......夜逃げならず朝逃げ!!?!!!』
桂「......馬鹿なのか?A殿は。」
『っひゃああああ!
ツンデレ?嘘、S?
......総悟のドSより50億倍以上かっこいいですよ、桂さん!!!!
て、言うか寝起きですよね!?
寝起きなのに桂さん髪サラサラ!初めて知った!うわー......尊い』
桂「......っはぁ、全く。」
早朝からこのテンションは頭が痛くなって当然。
桂は頭を抱える。
そして桂はすらっとした手を前に出し、人差し指を立てる。
桂「1つ。勝手に部屋に入ってもらったら困る。
2つ。真選組隊士のお前に隠れ家がバレたら引っ越すしかない。
3つ。......この血まみれの布団の弁償。」
『......す、すみません............
けど、私は死ぬまで桂さんのこと追いかけますので!
むしろ生き返って家畜外道畜生道になっても全然追いかけますよ!』
桂「全く......あぁ、分かった。分かった。
なら出ていけ。
そうしないと嫌いになるぞ?」
『っは、はい!』
そう言えば、Aは封筒を1つ置き、布団を抱え窓から出ていった。
封筒を開ければ、そこには桂にとっての敵、将軍の顔が書かれたお札が1枚、2枚、3枚......
桂「に、20枚............」
桂はかっくりと頭を下ろし、立ち上がる。
いつもよりキツく当たってしまったのは自分の心に揺らぎがあると言う事からは目を逸らし、気のせいだと信じて厠に向かった。
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茲音 - 雨模様さん» うひぃ楽しくなんて本当仏様でしょうか!!?((( 確かに3次元ってあんまりないですもんね......多分この関係模様は3次元回で終わると思うので楽しんでってください! (2018年9月21日 23時) (レス) id: 1cbf5ce43c (このIDを非表示/違反報告)
茲音 - 神月さん» そうなんです!もうずっとずっと書きたくて......笑 前にネタ内容をなんにするか見たいな回がちょろっと合ったんですけど、実はこれのことです笑 (2018年9月21日 23時) (レス) id: 1cbf5ce43c (このIDを非表示/違反報告)
雨模様 - 実写化おめでとうございます笑。すごく楽しく読んでます!3次元ってあんまり無いから、新鮮で面白いです笑 (2018年9月21日 20時) (レス) id: 2b577022d7 (このIDを非表示/違反報告)
山乙女 桜(プロフ) - 神月さん» 同じ事を書こうとしたら先に人がいただとっ‥‥‥!‥‥‥‥嬉しい←オイ (2018年9月20日 21時) (レス) id: c43285d175 (このIDを非表示/違反報告)
神月(プロフ) - さ、3次元だと……! (2018年9月20日 21時) (レス) id: 52a5891399 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茲音 | 作成日時:2018年9月1日 17時