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三話 ページ4

「…な、なぁ…」


1時間目が終わって、次の時間の準備をしてた時


いきなり隣の西谷くんは、話しかけてきた


『…?…何か?』


「………その、さ…」


西谷くんはモジモジしながら


「お…あ…えっと…奏雨…さんは…さ
バレーボール…好き…なの…ですか…?」


カタコトと敬語なのはあえて気にしないけど…


『…何でバレーボール………?』


「え、あっ…いや…そのさ…携帯のに
バレーボールのキーホルダー付けてたから…」


彼が言ったのを気にしてキーホルダーを見た


…これは………音駒の皆がくれたもので


あっちでのマネージャー仕事最後の日に


皆の手作りで作ってくれたらしい


…まぁ、その話はさておき


最後の方が早口だったけど…まぁ…いいや


___確かにバレーボールは


『………好きだよ、バレーボール』


そう言うと彼は


「うぉっマジかっ⁉じゃあ、ポジションとか
そういうのも分かるか?」


キラキラした眼差しで見てきた


『東京に居た時、高校でマネージャー
やってたから一通りの事は分かるよ』


そう言ったら、手を掴まれて


「本当か⁈じゃあ、マネージャーやってくれよ‼」


この大声がクラス中に響いた


………他の人の視線はこの人の大声は


いつも通りだからか、こっちに向かないままだった


…マネージャーか………


『…誘われてるから…見学には行くけど
やるかは分からない…』


そういうと「そうか…」としょんぼりした顔を


して見てきたけど


西谷くんは私の手を掴んだまま


「でもっ‼俺、絶対にAを部活に
入らせるからな‼」


と言った…けど、西谷くんはハッとして


私の手を離すと


いきなり茹でタコみたいに赤くなり


「わ、悪ィ‼…あ、ごめんなさい‼
…い、いきなり掴んだり…
な、なまっ…名前呼びして…」


さっきまでの態度と変わっていて


思わず笑ってしまった


だってアタフタしてるんだもん…まぁ


ずっとこのままは駄目だな、そこで私は


『そのままでいいよ』


「…え?」


『敬語と名字呼び外して
普段の西谷くんの態度で接してくれれば
良いからさ、ね?』


そう言った


「…おう‼じゃあ、よろしくな、A‼」


『うん、よろしく…西谷くん」



こうして私は、新しい友達が出来た





「なぁ…Aってさ、身長いくつだ?」

『え、162cmだったかな?』

「160越えかよ…」


自分より身長が高くてショックな西谷くんでした

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設定タグ:ハイキュー , カゲプロ , クロスオーバー   
作品ジャンル:アニメ
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凜乃(プロフ) - 次回が楽しみです。頑張ってください! (2018年6月25日 15時) (レス) id: 16cf98ddef (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりのアニオタK(プロフ) - 花子さん、コメントありがとうございます!涙が出ますか!?あ、ティッシュ… (2018年6月4日 18時) (レス) id: 047142f869 (このIDを非表示/違反報告)
花子 - もうなんか夢主の心境を思うと本当に涙が出ます、、、!(あれ?昔はよく泣かなかったのに、、、涙腺が老いたか?) (2018年6月4日 16時) (レス) id: b57db3e1eb (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりのアニオタK(プロフ) - 狛さん コメントありがとうございます!新鮮…!素晴らしい言葉をありがとうございます! (2018年6月3日 22時) (レス) id: 047142f869 (このIDを非表示/違反報告)
- 乗っ取られる側ってあまり見たことがなかったのでとても新鮮で良かったです!これからも頑張ってください!! (2018年6月3日 21時) (レス) id: 71511d4167 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:通りすがりのアニオタK | 作成日時:2018年6月3日 18時

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