試練6「それからの美女」 ページ7
一時限目が始まった。国語だ。
転校生のAさんは陽花の右隣だった。ヨカタネ。
先生が黒板で文字を書いている時、Aさんがいきなり立ち上がった。
先生「ん？どうしたんですか？」
A「先生、あそこのはねはもっと上に向けてはねたらいいのでは？」
！！
先生の文字に異議を申し立てるひと、初めてみた！！
先生「そうですか？…ほんとですねー、わかりました。」
といって先生はその漢字を消して、新しく書き直した。
そして問題を書くと、
先生「じゃー…Aさん！この問題解いてください。」
するとスッと立ち上がり、黒板にすらすら書き始めた
皆んなの視線がAさんに直視する。
みんな、その字を見るなり、「綺麗ー。」とか
「優美」だとかいう。習字だとかなり上手くなるのでは！？とも思った。
先生「Aさん、すごい！！回答そのまま写したように整った回答ですね！！」
体育
「「キャーーーー！！Aちゃんカッコいい！！」」
Aさんはめっちゃシュートを連発した。
すげっ。
数学豆テスト＆過去問実力テスト
数学は実力テストが近い。
というわけで過去問を解くことになった。
豆は余裕だった。(まあぼく豆ではいつも100だからね)
過去問はちょいむずかったけど、とりま25問中23問は正解できた。
横を見ると…
なんと、全部満点を取るという、驚異的なことが起こっていた！！
確かに陽花も頭が良くて、常にほぼ満点取ってる。
だが、陽花は飛び抜けて良かった。だから、そういう人は陽花しかいなかったので、その後はあまり驚くことがなかった。
だけど今、そのほかにもこのような人がいるということを知ってしまったのである。
それから3日がたった。陽花とAは、あいも変わらず仲が良かった。
二人の仲が1日目から良すぎるせいか、みんなは、もしかして陽花が彼氏なのかモーなんて言い出した。
…それだったら僕、ちょっと悲しいかな。
だってそのことを陽花は言わなかったことになるから
ぼくの中の公式
なんかの進展×言わない＝親友じゃない
このぼくだけの式を10割信じているわけじゃない。
その6割型ぼくは信じている。
だから悲しくなる。
…
そんだけ！(笑)
それ以外はなーんも思ってない！！
さて、ぼくはどうしようかなー
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作者名：ココ丸 | 作成日時：2018年3月16日 0時
