【暁のヨナ】私に出来ることを 2章 (ページ1)

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第50話ページ1

その日の夜、ヨナ達は昼間の役人たちについて話していた。

ヨナ「その役人すごかったのね、キジャと対峙しただなんて…」

ジェハ「結構の手だれだと思うよ。殺気も強烈だったし」

ユン「でも、結構良い身分の人だと思うよ？服装的に…でもその人変なんだよ」

ヨナ「変？」

ユン「うん、貴族のくせに乱暴する役人を止めたり、突き飛ばされた人を助けて謝ったりするしさ、貴族がだよ‼︎しまいには、自分に石を投げた子に、飴あげてたし絶対変‼︎」

キジャ「うむ、それに女性であったし、二つの剣を使っていた」

ハク「⁉︎二つの剣を使う女だって？」

ハクは不審げにでそう聞いた

ジェハ「そういえば、そうだったね。いやぁ結構美人さんだったよその人…何？ハク、知り合い？」

ハク「……いや、知らねぇ勘違いだった」

ユン「まぁ、また来るみたいなこと言ってたし十分警戒してよねみんな…以上！みんな寝る！おやすみ」

「「「「おやすみ」」」」

みんなが眠りにつく中、ハクは1人さっきの会話を考えていた

ハク『二つの剣を使う女……まさか…な』

ハクは考えることをやめ眠りにつくのだった。

一方南方の役所では…

役人「A様危険です‼︎お一人で偵察に行かれるなんて‼︎せめて、1人ぐらい兵士を連れていって下さい！」

A「いいえ、皆怪我で辛いでしょうし、1人の方が怪しまれないで済むと思うわ、1人でならなんとか対処できると思うの。だから、行くわ。これは私の使命ですから。皆は、怪我を治すのに専念して下さいね。」

「「「キュン」」」

「やべぇ…A様超カッコいい！」

「我々の事まで気遣って頂けるなんてっ‼︎」

周りが賑やかな中Aには、気になる事があった。

A『あの時聞こえた女性の声…気のせいならばそれで良いけど、もしあの子だったなら早く会いたい。それに1人で行くのならやりたい事もあるし…』

A「フクチ、ここに来る時に私が持ってきた食糧が入っている袋、明日持って行きたいのだけど準備お願いしても良いかしら？」

フクチ「分かりました。ご用意致します。」

A「ありがとう、それでは皆さんもう夜も遅いですし、体を癒すためにももう休みましょう」

「「はい‼︎」」

Aは明日のことを考えながら眠りにつくのだった。