【暁のヨナ】私に出来ることを (ページ25)

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第24話ページ25

ヨナ『どこ…？服新しい、いい匂い…(ポロ』

テヨン「………何で泣くんだ？ま…不味かったか？」

ヨナ「あ……温かくて」

テヨン「温かくて泣くのか変な奴だな」

ヨナ「ち…父上を………思い出して」

テヨン「俺はテヨンハク兄ちゃんの弟だ」

ヨナ「ハクの…弟…」

テヨン「お前はハク兄ちゃんの友達か？」

ヨナ「…………………多分？」

テウ・ヘンデ「たぶん友達＿＿＿ッ⁉︎」

テウ「そんな…愛人とか恋人とかは無理にしても」

ヘンデ「たぶん友達って視界も入ってねェーッス。哀れハク様超片思……い」

ハクはヘンデの頭に大刀の石突を乗せた。

ﾊｸ「目ん玉ほじっくたろか」

ハク「……誰が友達だ」

ヨナ「え…じゃあ従者……」

ハクはヨナを跨ぎ口を手で塞ぐと周りに聞こえないように小声で話す。

ハク「あんたの名はリナ、城の見習い女官という事になっている。俺もここでは女官として扱ういいな？」

ヨナ「(コクン」

ハク「よし、いい子だ…」

後ろを見ると、テウはテヨンの目を覆い、ヘンデ指の間からその様子を見ていた。

ハク「テヨンが見てマズイ事は何もしてねーだろーがっ‼︎」

テウ「だってなんかやらしいよ、ハク様」

テヨン「リナ、兄ちゃんは城ではどんな人なの？
俺が3歳の時に、兄ちゃんは将軍になって、お姫様を守っていたから…俺、兄ちゃんの事あんまり知らねんだ」

ヨナ「……城でのハクは……無礼者…あ、イヤ無神経…あ、えっと態度でかい…あ、ううん可愛くない」

ハク「よーし、わかったもういい」

ﾃｳ･ﾍﾝﾃﾞ「ぶひゃっひゃっひゃっ！リナさん最高～！」

ヘンデ「かっかっかっ可愛くないときた！そりゃ可愛くねーわ‼︎(笑」

ハク「楽しそうだなヘンデ！こっち来いや！」

ヨナ「(微笑」

ヨナは、ハク達のやりとりを見て城を出て初めて小さく笑っていた。