【暁のヨナ】私に出来ることを (ページ21)

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第20話ページ21

ーその日の夜ー

ぐうううう

スウォン「あ、ヨナお腹空きました？何か持って来させますね」

ハク「でっかいぐぅだな(笑」

女官は、鳥粥を持って来た

ヨナ『私の大好きな鳥粥だ』

ぱく

ヨナ「…びっくりするほどまずい！」

イル「そうか、まずいか…」

ヨナ「父上‼︎」

イル「それ私が作ったんだよ」

ヨナ「どうして父上が…」

イル「どうしてもヨナの様子が気になって見に来たんだ。その時昼にあったAに言われた事を思い出して…」

ヨナ「A姉様？」

イル「うん、『お昼にヨナは何も食べていない様なので、夜様子を見に行くのであれば、何か陛下が作ってあげるのは如何でしょうか？』って言われてね？それでヨナが好きな物を作ろうと思ってね。料理日誌にあった通りに作ったんだかなぁ、ごめんね」

ヨナ「……」

ぱくぱく

イル「あれ？まずいんじゃないのかい？」

ヨナ「すっごいまずい(ニコッ」

ーその後ー

ヨナ「あーあ、治っちゃった」

A「まぁまぁ、3人が治って私は嬉しいですよ？」

ハク「残念そうだな姫さん」

ヨナ「別に」

スウォン「私は残念です」

ハク「姫さんの隣で寝られないからか？」

スウォン「ヨナの隣はいつでも寝れますけど、私はずーっとあのまま3人で風邪引いて寝てたかったです。」

ハク「別に…風邪引いてなくても簡単だろ一緒にいることぐらい」

スウォン「そうですね」

ヨナ「スウォン、A、ハク明日も遊びに来てね」

ヨナ『ずっとずっと遊びに来てね…
あれ………？誰もいない、あっ父上！父上…？』

イル「…」

ドサッ

ヨナ『ス…ウォン…？』

ハッ

ヨナはそこで目を覚ましたが、周りには誰もいない

ガサ

ヨナ「ビクッ」

ハク「起きてましたか、すみません飲み水を汲みに行ったんで…」

ヨナ「ポロポロ(涙」

ヨナ『もう、4人で見上げたあの空はどこにもない』