【暁のヨナ】私に出来ることを (ページ15)

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第14話ページ15

ー翌日ー

文官1「部族会議での陛下のご様子はどうだ？」

文官2「ああ、また部族長達の言いなりになっているらしい」

文官1「火の部族は隣国から武器を買い占めているらしいぞ…王の許可もなく…このままでは、部族達の力が増し、王の力が衰える一方だ」

文官2「あのような臆病な王に、この国を任せて良いのか？」

ハク『言われてる言われている、無理もないかあの王じゃな…俺がじっちゃんの後を継いで将軍になったら俺は王家の犬…か』

イル『ハク、ヨナの護衛としてずっと城に居てくれないか？』

ハク「やめといた方がいいですよ陛下、俺は…」

ヨナ「嫌です！」

ハク『ヨナ姫‼︎』

ヨナ「私は貴方と離宮には行きませんっ」

ハク『また、ジン・カルンに言い寄られてるのか』

カル「つれない事おっしゃらずに、離宮には素晴らしい華の庭園があるとか…案内してはくださらぬか？」

ぐいっ

ヨナ「放……っしてっ」

ハク『うぜぇ、スウォンがいればな…いや、ダメだあの色恋に関してのほほんな坊ちゃんがいても……』

スウォン『わー楽しそうですね行ってらっしゃいヨナ〜〜』

ハク『あいつは昔からああだから、姫も苦労するな』

文官1「おい………姫様嫌がってないか？誰かお止めしろ」

文官2「しかし、上流貴族だぞ……下手なことして目をつけられたら…」

文官1「では陛下をお呼びしろ」

ハク『貴族様とは、まこと面倒な生き物だ、関わるな放っておけでないと俺はこれからずっと………』

ーヨナ『昼間はごめんなさい、仲直りの賄賂ね』ー