第13話 ページ14
それを聞いた俺はただ純粋にすごいと思った。俺と2歳しか歳の変わらない少女が、自分のやるべき事を見つけそれを信じ、まっすぐ進んでいく…
それに、Aの言っていることは、生半可な覚悟では、決してなし得ることができないことなのだと理解している。
それでも、Aはやり遂げるのであろうと俺はその時何故かそう思った。それは、この話をしていた時のAの目がただただ前を見据えていた所為なのか、分からなかったが
これだけは言える
俺はこいつのそのやるべき事見てみたいと…
近くで見ることはできなくても、それでも見てみたいのだと。
そんなAを俺は………
ヨナ「ねェハク、ぼーっとして大丈夫?」
ハク「!っは 大丈夫です。それより、ジン・カルン様とテキトーに仲良くするんですね。たまには、外の話を聞くのも必要ですよ。」
ヨナ「えっ……ハク冷たいスウォンなら絶対そんな事言わないわ」
ハク「___だったら!スウォン様に守ってくれと泣きつきゃいいだろうが‼︎」
ハク「あ゛ーっ早く風の部族の屋敷に戻ろうぜ、ムンドク将軍」
ムンドク「お前…何をイラついとるんだ?そしてじっちゃんと呼べ」
ハク「イラついてなんかいませんよ」
ムンドク「イラついとるんだな…」
コン
ハク「ヨナ姫、何でここに…」
ボトボト
ハク「⁉︎」
ヨナ「昼間はごめんなさい…私が不甲斐ないから怒ったんでしょ?私は高華国の誇りある姫なんだから、うだうだ言ってないで自分で何とかしてみる。じゃあね」
ハク「あっおい」
ヨナ「それあげる仲直りの賄賂ね」
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作者名:神涙 | 作成日時:2023年11月14日 21時