僕らの場所 (ページ26)

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和side ページ26

その後翔くんは家へと帰った。

僕はご飯を食べ疲れたのか1人で座っているのが辛くなってきた。

そんな僕を見た大野さんは僕を自分の方に倒し寄りかからせてくれた。

雅「ニノ薬飲んで横なろう」

と相葉くんが声をかけてくれるが目を開けることができず大野さんに体を預けた。

雅「リーダー飲ませてもらってもいい？」

大野さんが口元に器を持ってきてくれたけど僕は顔を大野さんの胸に押し付け無言の抵抗をした。

雅「また後で痛くなってきたら飲もうね」

相葉くんは優しいなと思った。

大野さんは揺れながら体をさすってくれた。

それが心地よく僕は眠ってしまったようだ。

意識が浮上すると大野さんと相葉くんの話し声が聞こえた。

大野さんがすすり泣く声も聞こえ、あの日の話をしているのだろうと分かった。

僕は聞かないように再び目を閉じると眠っていたようだ。

けどまた痛みに起こされた。

昨日薬は飲まなかったけどよく眠れていたし良くなったと思っていたのに。

雅「痛む？」

和「うん、少し」

雅「何か飲もうか」

薬を飲ませてくれ、包帯も変えてくれるという。