私のせいで六人のお兄ちゃんが心配性になったんだが

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さとみside


いつもはころんとジェルと帰ってるけど、ころんは友達とゲーセンに行くらしい。ジェルは、科学部の集まりがあって帰りが遅くなるそうだ。
久々に一人で帰るのはなんだか寂しいような不安な気持ちになる。

駅から俺らの家の近くの住宅街に差し掛かると、

？？「最近、ここらへんに不審者いるんだってー」

？？「あーね」

Aの通ってる中学の制服を着た女子たちが歩いてくる。

って片方の子もしかして美咲ちゃんじゃね？
なんでこんな時間に、、、、、あ、委員会終わりか。

でもAは委員会所属してないな。

美咲「あ！さとみさん！こんにちは。」

『美咲ちゃんこんにちは。』

？？「あなたが、Aちゃんのお兄さんですか？こんにちは！」

『あ、うんよろしく！君の名前は？』

？？「あ、雫と申します。これでも一応Aちゃんのお友達です、、、、。」

雫と名乗った子は謙虚な感じの子だった。

『二人とも、今日委員会？』

「「はい。」」

『Aってもう家帰ってる？』

「「多分るぅと会長と帰っているはずなんですけど、、、、」」

美咲「今日、るぅと会長ボクシング部があったらしくて、、、、多分ひとりで帰っちゃったと思います、、、、、」

『なるほど、、、、』

雫「ごめんなさい、、、、私達、Aちゃん待たせるの申し訳なくて先に帰るように言ったんです。」

『ううん、全然大丈夫。二人とも気を付けて帰りな。』

「「さよーなら！」」


なるほどなるほど、、、A一人で帰っちゃったか。
本当は、迎えに行きたかったけど。


不審者いるらしいけどだいじょぶなんかな？

不安になってきた。

俺は、ダッシュで家に向かった。
最初のいやな予感は的中した。

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