ユノと私 13 (ページ23)

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俺は驚いた。

「ヒソン？どうしたの？」

H「………………」

「ヒソン…………何かあった？……俺で良ければ力になるし話を聞くよ？」

H「…………ユノに言ったって…………ユノなんか……」

「大丈夫だから。……ねっ？言ってみて？」

H「……私は……ユノが……ユノが……好きなの！」

「そんなこと分かってる。俺達は仲間じゃん。俺もヒソンやあいつらを大好きだよ。」

H「違う！違うから！」

「何が？」

H「私はずっとユノが好きだった。ユノに彼女ができても我慢できた。だっていつもらしくない彼女達だったから。私の方がユノを知ってるって思ってた。」

「………………」

H「でも……今回の彼女の時は違った。おまけにずっと昔の元カノも現れて……元カノが現れてから彼女の影が薄くなったし……元カノは元カノだと思ってたから安心してた。」

「それって……Aとミリのことを言ってるの？」

H「なのに……婚約発表した。……だけどユノの兵役にも全然こなかったし……やっぱり日本人じゃダメだ！って思ってた。……ユノは私のとこに戻ってくるって。」

「Aをわざとこさせなかったんだ。それは俺の両親も納得してたし……Aはそんなこと知らなかったんだ。」

H「でも結婚しようとする人のことや国のことは知るべきだわ。」

「………………」

H「あの人はユノに愛されてると思って……ユノの気持ちの上にあぐらをかいていたのよ。」

「違うから。」

H「違わない。」

「俺がAを悲しませてばっかりだったんだ。」

H「私の方がユノを愛してる。あの人より。」

「ヒソン……Aは俺を愛してくれてるし……何より A以上に俺の方がAを愛してる。」

H「嘘よ！」

「嘘じゃない。俺達のことは俺達にしかわからない。」

H「そんなこと知らない。」

ヒソンは泣きっぱなしで俺を離さない。

俺はヒソンの気持ちを知らなかった。

いつも苦楽を共にした仲間だと思っていた。

ヒソンが俺に恋愛感情を持っていたなんて……

ヒソンとはこれからも一緒に仕事をしていかないといけない。

が…
仕事に恋愛感情をだされても困るし
かといってギクシャクしながらの仕事も困る。

厳しいことを言ってもいいが
それができる相手とそうでない相手もいる。

俺はヒソンが落ち着くまで離れることができず

やっとヒソンが眠りについたのん確認してホテルに帰った。

もう……
朝日が昇ろうとしていた。