24 Y ページ24
ホテルの部屋に入ると Aは服を着てソファーに座っていた。
Aは俺をみて 少し悲しそうな顔をした。
A「ユンホさん おかえりなさい。……遅くまでかかったんですね……」
「A……ごめん。」
俺は ごめん しか言えなかった。
新婚初夜に1人にしたことに頭が回らず Aの顔をみて ホッとした方が先で Aに抱きついた。
？ ？ ？
Aは一瞬 体を強張らせた。
俺はキスしようとしたが……
Aは顔を背けた。
「A？……」
A「ユンホさん…………まだ時間があるから……遅かったし……休んでください。」
正直 ヒソンのことで疲れていたこともあって Aの言う通りに寝ることにした。
「Aは寝ないの？」
A「……私は準備とか ありますから。」
「わかった。時間になったら起こしてね。」
俺が眠ってる時に 俺の悪友達が俺をからかいに部屋にきたらしい。
対応したAが顔色が悪く クマを作っていたから 悪友達は俺がAを寝かさなかったと思ったらしい。
友「ユンホいる？」
A「ユンホさんは眠ってます。」
友「えっ…あいつ…やらしいなぁ……割と早くに解放してやったのに。」
A「早くに解放した？……ユンホさんは朝方に帰ってきましたが……皆さんと楽しんだんですね。」
友「朝方って……いくら俺達だって新婚初夜ぐらい分かってますから……昨日は23時頃にはユンホを解放したよ？」
A「はぁ……でも……朝方帰ってきましたから……」
友「………………あっ！ 違ってた。俺ら酔ってたから時間の感覚がなくって………すみません。朝まで飲んでました。…………じゃあ アイツも疲れてるかも…………帰ります。早くにすみません。」
俺達は新婚旅行に行った。
あったかい南の島だ。
楽しいはずが なんだかAの様子がおかしい。
手を繋いだり ほっぺにキスはできても 口にキスできない。
ボディタッチもさりげなくかわす。
おまけに……
あれになったから できないって。
俺もよくは知らないけど
女性って……
そういうの考えないのかなぁ？
重ならないようにとか……
なんだよ！
新婚旅行だのに！
俺はAとやっと夫婦になったということより
自分のことを棚に上げて
Aがいろんなことに配慮してくれなかったことに
少しずつ イライラしていた。
そして そのイライラが新婚旅行後 実家への挨拶をすませ マンションに戻ってから……
爆発した。
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作者名：ここ
| 作成日時：2018年5月3日 15時
