184 YOU ページ34
「私はウォルが大切だから寂しい思いをさせたくないけど…………私自身のキャリアも積みたい。それに…………」
CM「なんだ？」
「…………………働いている方が気がまぎれるし………余計なことを考えなくてすむから」
CM「余計なことを考えないって……何？。」
「………………色々……自分の問題だから。」
私は……
働いたり 忙しくしていたら
彼の女性問題とか 気にする暇がないと思った。
それに……
彼は次の子どもなんて言いだして……
きっと本心じゃないはず。
早くからウォルを保育園に預けるのが心配なんだと思う。
私はキャリアを積みたいっていうのも もちろんあるけど
もし……
もし……
別れることになった時に仕事がないと生活できない。
普通に愛しあって結婚した人達には そんな心配はさほどないだろうけど
私の場合はいつも "別れる" を考えていないといけない。
そうなると仕事は大事だし
私は自分の仕事は嫌いじゃない。
彼は私の復職にあまり気乗りしていないけど……
頑張ってみる。
CM「…………まず トルチャンチが先決。」
「うん……」
CM「もう 寝るぞ。」
明日の準備をしてからベッドに行った。
彼はウォルの隣に寝ていたから
「今はウォルは熱がでているから 私がウォルの隣で寝たい。」
CM「俺もウォルが心配なんだ。」
「じゃあ ウォルを真ん中で……」
CM「それはダメだ。……お前は俺の隣。じゃないと俺が眠れないだろ？」
「今はウォルが病気なんだから。」
CM「じゃあ…………ウォルの隣にお前で その隣に俺でいい。」
「えー…うっとおしい……変なことしないでよ。」
最近 彼は私の胸を触ってることが多く……
以前は肩やウエストや腰やお尻だったのが
彼が私の胸をマッサージしたり 吸ったりしてから
眠ってる時に私の胸を直に触りだしてる。
CM「変なことって？……寝てるからわかんないし。うっとおしいってなんだよ？」
「だって……」
CM「愛情表現だ！」
「欲求不満。」
CM「………………ホント 頑固だ。」
「…………頑固なとこが嫌だって言ってたね……ごめん……」
CM「お前も俺を触ればかわかる。」
彼は私の手をとって 自分の下半身に持っていこうとした。
私は慌てて 手を振りほどいて
「ウォ ウォルが熱があるから…………やめて。………………おやすみ。」
彼はすんなり諦めて
いつものように私をバックハグして脚を絡めた。
私もそれに慣れてしまったのか…………
眠った。
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作者名：ここ
| 作成日時：2018年8月12日 0時
