185 CM ページ35
俺がAを触ったりするのは
欲求不満だって言う。
愛情表現なんだけど……
わかんないかなぁ。
まぁ……今までが今までだから しかたないか。
少しずつ慣らしていくかな。
俺はAにMAXを触らせようとした。
そう……慣らさないと。
でも ウォルが病気だからか
その気にならないか……
俺もそんな感じだ。
いつものようにバックハグして眠った。
うっ？
今 何時だ？
ウォルがクズってる？
Aは俺から離れてウォルを抱っこしている。
「どうした？」
A「ウォルが機嫌悪くて……熱はあるけど 高熱じゃないみたい。……ごめんね 眠れないよね。」
Aはウォルを抱いてリビングに行った。
まだ夜中だよ……
俺も心配になって リビングに行った。
ミルクを飲ませようとしてるみたいだけど
グズってあまり飲んでない。
「やっぱりさ……こういう時は母乳じゃないと落ち着かないんじゃないのか？」
A「そうかな？」
いつもだったら
俺に背を向けたり
自分の部屋で母乳をやっているが
ちょっと焦っているのか
Aは俺の前で母乳を吸わせた。
ウォルはクズリながらも
吸いついていて 少しずつウトウトしだした。
俺もなんだか安心して
母乳を吸っているウォルの頭を撫でていた。
ウォルが眠ってからオムツを変えた時に
体に発疹がたくさんあって驚いたが
突発性発疹だとわかった。
俺がウォルを抱っこしてベッドにいき寝かせた。
しばらくしてAがきたから
俺はまたAをバックハグしたが
A「ねえ？……」
「何？」
A「ウォル大丈夫かな？」
すっかり気弱になってしまったA。
「大丈夫だよ。突発性発疹だから すぐに良くなるし。……俺らの子どもだし やわじゃないはずだから。」
A「うん……。」
「こういうのも経験して 親になっていくんだ。安心して 寝ろ。」
A「……うん。」
俺はAに言ったが
それは自分自身にもいい聞かせていた。
いつのまにか眠っていたが Aに起こされた。
食事を食べて シャワーを浴びて出かける準備をした。
Aを呼んで
「お前……寝てないだろ？ ちゃんと休んどけ。……ウォルが心配なのはわかるが良くなるから。」
A「……うん。」
俺はAを抱きしめてキスした。
仕事を終えて家に帰ると
ウォルはかなり良くなっていた。
それから俺とAはトルチャンチのことで
一緒に出かけることが多くなった。
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作者名：ここ
| 作成日時：2018年8月12日 0時
