152 CM ページ2
食事を終えてシャワーをした。
俺はソファーでビールを飲みながら 考えた。
なんだよ……Aは……
キスシーンやベッドシーンは仕事だから仕方ないだろ？
俺は歌手だけど…
演技もするんだ。
ホントの恋人みたいだって？……
それが演技力だろ。
Aはこの業界のことがわかってないみたいだから 仕方がないのか？
俺も もうちょっとイラつかないで言った方が良かったかな？
でも……なんか心に思うことがある感じなのに言わないからさぁ。
歯磨きをしてベッドに行くが……
いないよ。
ウォルもAも…………
あっ……
俺がさっき言ったんだった。
��わかった。じゃあ……今夜から別々に寝ようぜ。お前が言ったんだから……後からなんだかんだ言うなよ。"
あー
言ってるよ。
さっきは強がってあゝ言ったけど……
俺って……
Aがいないと 眠れないんじゃん！
あー
どうすんだよ！ 俺！
でも……俺から言ったことを撤回できない。
あーーー
失敗した。
Aから 寂しいって言ってくるのを待たないと。
そんなことを考えながら寝た。
つもりが
全然眠れない。
ウェーーーーーー！
どうすんだよ！
ベッドシーンの撮影は明後日だよ。
寝れない俺はテレビをボッーと見ていた。
内容なんか覚えてないし……
朝方にやっとウトウトしたけど……
ウォルが起きる時間だし
Aも起きてくる。
Aに素直に言うか？
" 一緒じゃないと眠れないから……一緒に寝る "
ダメだ！
俺だって男のプライドがある。
でも……
男のプライドの前に
また 倒れそう…………
あっ……そうだ！
ウォルと寝よう。
そうすれば Aはウォルが気になって
結局 一緒に寝ることになるはず。
さすがだ！
俺様！
チェガンチャンミンだ！
揚々とリビングに行くと
やはり起きていた。
A「あっ……おはよう……って……すごい顔だけど……どうしたの？」
「すごい顔って なんだよ。」
A「クマが……」
「クマ？……しらねー。」
クマか……あるかもだ。
なんせ寝てないから……。
でも 知らないふり 平気なふりをしよう。
Aからウォルをとりあげて
「飯！」
って……Aに言った。
「ウォラ……今日はお父さんと寝ようね。じゃないと お母さんが一緒に寝てくれないからさ。ウォルも協力してよ。ね？」
ウォルに小さな声で言ってから
ウォルをこちょこちょして笑わせていたら……
ウォルがミルクを吐いて大泣きしてしまった。
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作者名：ここ
| 作成日時：2018年8月12日 0時
