78 ページ28
私は悲しかった。
私達は恋愛して結婚したわけじゃない。
私は彼がどストライクだったし……
好きだから結婚した。
いくら 親達が勧めたからって言ったって
興味なければ……断っている。
私は……
両親が喜んでいたし 勧めてくれたからって ことにしたけど……
すごく 嬉しかった。
そんな私を彼は良く思ってなくても
結婚して 生活していけば 仲良くなれる。
って 思ってた。
でも……
全然 そんなことはなく……
あんな形での妊娠をしてしまい……
出産したけど……
彼は思いのほか……優しくなったし……
私に対して……普通に接してくれていた。
それは……私が好きっていうわけではなく
ウォルの母親だったから。
そんなことは 自分でも わかっていた。
私が彼のタイプじゃないことも知っている。
でも……私だって女性だし……
出産や授乳で変わった 体のラインとか
気になるのに……
それを好きな人に見られて……
子どもが母乳飲めれば どうでもいいじゃん！
みたいなことを言われたら……
彼の周りには職業柄 モデルや女優や歌手とか
綺麗な人が多い。
私は その人達とは違うけれど……
私だって 同じ女性なのに………
つい……
売りことばに買いことばみたいになって……
彼の仕事や彼の周りにいる女性達を否定するつもりはなかったけど……
そんな感じになっちゃって……
彼は私が努力してないって……
くだらないことを言ってるって……
彼には私がそう映ってるわけで……
私なりに努力したって……
報われない。
所詮……
彼にとって私はウォルの母親ってだけで……
その もっと根底には
�� お手伝いさん �� っていうことがあって。
やっぱり 愛し合って結婚しないと……
私だけが好きだけじゃあ……
ダメだったんだ………
恋愛経験がないから…………
私の幼稚な考えが招いた結果だし……
別れよう…………
彼はウォルと離れると寂しがるかな？
大丈夫だよ……
きっと 彼も私との結婚でわかった筈。
愛してる人と一緒じゃないとって……
彼はモテるし…
すぐにタイプの人と結婚して……
子どもが産まれたら…
ウォルのことなんか すぐに忘れてしまう。
私は隠していた
��離婚届"
に記入した。
荷物を身の回りのものと 大切なものだけを持って……
マンションを出た。
どこに行こう。…………
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 659人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ここ
| 作成日時：2018年7月11日 2時
