270 HC ページ20
最近 小耳にはさんだんだ。
シウォンがチャミナの嫁の手料理を食べたって。
なんで シウォンが食べるんだよ！
俺だろ？
それに シウォンより 俺との方が交流はあるはずだ。
なのに何故？
アイツら夫婦が その気なら
俺から やってやるぜ！
嫁を俺の家に呼んで料理させよう。
そうすれば確実にAの手料理が食べられる。
よし。
そうと決まれば
嫁に電話だ。
…………
なんででない？
やっと電話に出た嫁は
相変わらず俺のペースを乱してくれる。
まあ 俺も それを楽しんでるんだが。
そういえば チャミナは嫁がおもしろいのを知らないって言ってたなぁ。
あの嫁はチャミナの前では
どんな感じなんだろう？
……
あの嫁はチャミナとより
俺との方が合うんじゃないか？
俺があの嫁を気に入ってるから
そう思ってしまうのか？
まあ 俺だって若ければ
あの嫁をすぐには選ばないかもしれなあ。
ユノはどうだったんだろ？
今度 聞いてみるか。
嫁には チャミナに内緒にして
あとから驚かせようって話した。
材料は俺が用意するって言ったら
A「ヒチョルさん……お料理できるんですか？材料を用意するって わからないでしょ！」
「じゃあ 一緒に買い出しに行くか？」
A「まあ いいですけど。荷物も持ってもらわないといけないし。」
俺はチャミナの嫁と買い出しに行く約束をした。
なんだか……嬉しい。
買い出しの当日に店で待ち合わせした。
ウォルは実家に預けたみたいだ。
なんだよ……会いたかったのに。
A「だって ヒチョルさん。初めて会った時に大きな声だすからウォルが大泣きしたじゃないですか。ウォルは覚えてるかもしれないし。怖いおじさんって。」
「おじさんって……オッパーだろ？ オッパーって言わせろ。」
A「………それはウォル次第ですよ。……あの子……頭いいし 目が肥えてますから。www」
「……………………」
クッ……
何も言えねぇ。
ホント この嫁は……
この嫁と俺が結婚してたら
尻にしかれてるんだろなぁ……
それも楽しかったりして……
スーパーで2人で
あーでもない。と言いながら材料を買った。
殆どが手を加えないといけない材料。
袋を開けて 並べられるものは
俺が選んだもの……
嫁のエプロン姿に
なぜか 見惚れてしまった。
しばらくして
買い忘れたものがあったらしく
俺が買いに行ってきた。
俺がちょっと外にでたのがまずかった。
あんなことになってたなんて……
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作者名：ここ
| 作成日時：2018年11月7日 1時
