訓練という名の鬼ごっこ ページ8
逃走劇というものはペ神の手によって終わった
今はトントンさんの許可で訓練所に来ている
同行者はチーノさんとゾムだ
「にしても訓練所多すぎでしょ」
Zm「基本、能力でわけとるんよ
前衛に適してる能力、遠距離に適してる能力ってな」
Ci「でも合同でやる方が多いから使わんとこがあるんよ
そういうとこは属性の中での能力を訓練する場なんや」
「ふーん…」
Zm「てことで！チーノとAは変幻して逃げる
俺はお前らを追いかける、鬼ごっこやろうや！」
Ci「だとしたら人数少ないですよ…
暇な人の中で変幻使える人呼びましょ」
そう言ってチーノさんはインカムを鳴らす
数分して来た人はコネシマさん、シャオロンさんだった
え、この人達なの？
殺気飛ばしてきた人達なのに？
私絶対に殺させるやん、草
Zm「じゃあ集まったことだしルール言うな！
ルールはここらの木より上に行ったら脱落。
俺に倒されても脱落、後は自由やで」
Zm「鬼ごっこ…スタート！！」
皆してバラバラに動く
ちなみに私は鷹になって上から眺める
すぐ近くではチワワとポメラニアンが揉めている
あー、あれコネシマさんとシャオロンさんだな
なんとなくそんな感じがしたわ
そう思いながら見ていると木が揺れ周りを見ると
隣にチーノさんが来ていた
［「チーノさんじゃないですか、どうしました？」］
Ci［「特に用はないけど、何見てたん？」］
［「あそこのわんころ見てる」］
Ci［「あーwコネシマさんとシャオロンさんかw」］
雑談しながら二人？を眺めていると
私の右隣にインコが来た
あれ、オスマンさんみたいなインコだな
そう思った瞬間
Os？［「正解めう〜！」］
なんて声が聞こえた
Ci［「オスマンさん、どうしたんです？」］
Os［「Aちゃんの様子見めう！ところで
Aちゃんはどうめう？」］
Ci［「凄く上手いですよ。あそこにいる
犬達よりも凄いで」］
そう言いながら犬達を見るチーノさんとオスマンさん
見るとケンカしている端にゾムがいる
あーあ、捕まるなあれ
騒いでたらそりゃ狙われるわ
心の中で嘲笑いながら変幻を解く
「あ"ー…暇」
そう言うとチーノさんは何故か怒っている様子
オスマンさんはその様子に笑っているようだ
何か喋ってはいるが変幻を解くと聞こえない
それはこの能力特有のもののようで
「ごめんなさい、何言ってるかわかんないっす」
すると更に怒るチーノさんに私とオスマンさんは
笑っていた
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作者名：こーな | 作成日時：2024年3月3日 12時
