第57話 第2の試験 ページ9
ア「・・それじゃ、第2の試験を始める前にアンタらにこれを配っておくわね。」
そう言って懐から出したのは大量の紙。
“同意書“と大きく書かれている。
ア「試験に参加する者にはまずこれにサインをしてもらうわ。
こっから先は死人も出るからね〜。同意とっとかないと私の責任になっちゃうからさ〜！」
あはははと笑いながら、さりげなく重要なことを言い放つアンコ。
ア「じゃ、第2の試験の説明を始めるわ。
早い話、此処では極限のサバイバルに挑んでもらうわ。
まず、この演習場の地形から説明するわ。」
そう言って下忍達に見せるように巻物を広げる。
ア「この第44演習場は、44個のゲートに囲まれた円状になってるの。
川と森、中央には塔があり、その塔からゲートまでは約10km。
この限られた地域内であるサバイバルプログラムをこなしてもらう。
その内容は・・・」
アンコは巻物を直して、ニヤリと笑う。
ア「何でもアリの“巻物争奪戦“よ。」
サス「巻物？」
ア「そう。“天の書“と“地の書“。
この２つの巻物を巡って戦ってもらうわ。
此処にいるのは全部で26チーム。その半分の13チームずつに、天の書と地の書を渡す。」
器用に片手で“天の書“と書かれた巻物と、“地の書“と書かれた巻物を持って、下忍達に見せる。
ア「合格条件は、天地両方の書を持って中央の塔までチーム全員で来ること。
ただし、時間内にね。
期限は120時間。ちょうど５日間でやってもらう。」
い「５日間！？」
チョ「ご飯はどうするのぉ！？」
ア「自給自足！森は野生の宝庫よ！」
肩を落とすチョウジ。
『人間を餌とする猛獣や毒草なんかもそこら辺にゴロゴロありますよ！
強力な毒を持つ毒虫とか！珍しい毒草とか！あったらいいですね！』
目をキラキラさせているAとは反対に、チョウジはますます肩を落とす。
サス「バッ、バカ！そんなの危ないだろーが！」
『そうですか？わくわくしません？』
サス「しねーよ！」
サク「あれ？そう言えば雲母は何処にいるの？第1試験の時もいなかったみたいだけど。」
『お、お留守番です。』
サク「どうして？」
『そ、それは・・・』
明らかに動揺しているA。
こう見えてAは嘘をつくことが苦手なのだ。
本人曰く“嘘を平気でつける人は尊敬する“とのこと。
『・・い、いろいろと事情があるのですよ。』
目を逸らしながら答えるAを見て、サクラはこう思った。
“か・・可愛い！“と。
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0 - 今更…ですけど面白い作品だったので続きが気になります！！ (2020年5月28日 5時) (
レス) id: 56dd3235bb (このIDを非表示/違反報告)
ほろろ(プロフ) - 面白いです！楽しみにしてます！ (2017年7月13日 19時) (レス) id: 61132168c1 (このIDを非表示/違反報告)
いろは(プロフ) - 不知火神無さん» ありがとうございます！残り2週間もないのに、まだ宿題8割以上終わってません…(汗) 一年も放置して申し訳ないです。お互い頑張りましょうね！ (2016年8月22日 14時) (レス) id: d8a9357a87 (このIDを非表示/違反報告)
不知火神無(プロフ) - そんなことはありません！？夏休みとかは宿題とかが大変ですもんね！分かります。私も終わってませんもん、作文とか作文とか作文とかが!？気長に待ちますよー。熱中症大丈夫でしたか？自分のペースでやるのが一番ですよ！(�燿泛燿洵�) (2016年8月22日 14時) (レス) id: 17e08586fe (このIDを非表示/違反報告)
風丸 マナミ(プロフ) - 続編おめでとうございます！主人公、鈍感でナルト達にも愛されてますね！男女からももっと好かれてほしい！純粋な主人公を守ってるナルト達。シカマルやネジに暁や大蛇丸とも絡んでほしい。モテ愛され希望でs((ヒナタは主人公を大切なんですね。黒かった← (2015年9月2日 6時) (レス) id: 34b4870df1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いろは | 作成日時：2015年8月23日 12時
