tomoya**嫉妬させたい2 (ページ14)

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和哉｢…洸希がしたこと、俺何となくわかる気がする。

好きな子が他人に取られちゃ腹が立つのは当然だし

その事の付き合いが長ければ長いほど辛さは深まる一方だし。｣

和哉はさっきとは打って変わって、

優しい目で洸希のことを見つめながらそう言い、

最後には

あだからといってAは渡さないけど。

なんて付け足した。

和哉が楽に

お前は自分が洸希の立場ならどう？

なんて聞いていて。

楽は

さっきまであんなに捲したてていたのにも関わらず、

よく考えてみれば…なんて言い出した。

和哉「まあ、よくあるよ。考える前に行動しちゃうことなんてさ。｣

楽｢今回のケースはあっちゃいけないパターンだけど、

…Aのことを考えたら

僕も咄嗟に同じことするかも、

なんて思ってしまったのでこれ以上何も言えない。｣

それはそれで怖いかな、

私は楽が心配だよ？

でも、こんなことを考えられるくらい

今の状況は気持ちにゆとりができて、

みんなリラックスし始めている。

座り方も崩れてきて、

和哉は私に寄りかかって腰に手をまわしていて。

今の状況でそれはまずいんじゃ？とも思ったけれど、

ちらっとふと見えた洸希の顔を見て、大丈夫だと確信した