16話 ページ16
あのあと、何か分からないけど、管に繋がれて、血を抜かれた。
虚「ありがとうございました。
もう部屋に戻ってもらって結構ですよ。」
A「え、こんだけ?」
たったこれだけの行為でなにが分かったと言うんだ。
虚「これからは、そういうのが続きますから。
自分の体調だけを気にしなさい。」
そう言って歩いていく虚さん。
A「案外、心配してくれるんだね。」
優しいところもあるじゃんか。
……そういうところに、松陽の面影を感じてしまうから。
貴方を“敵”として認識できなくなっちゃうんだ。
別人だなんて、分かりきったことなのに。
でも、それでも、
松陽、貴方じゃないかって。
そう思ってしまうんだよ。
ねえ、虚さん。
貴方の中で、まだ松陽は生きていますか?
まだ、チャンスはありますか?
あの日、伝えられなかった言葉を伝えることは
………許されることですか?
なんて、聞いたってどうしようもないことばっかり考えちゃうんだなぁ。
早く、忘れなくちゃ。
ああ、私って本当に、
バカなんだな。
_____
シリアスなのかギャグなのか分かんねーよ。
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ジャス民茶(プロフ) - ありがとうございます!! (2017年4月9日 13時) (レス) id: 78a706b18a (このIDを非表示/違反報告)
狂夜 - 続き待ってます。 (2017年4月4日 15時) (レス) id: 3600cee874 (このIDを非表示/違反報告)
ジャス民茶(プロフ) - はい (2017年4月3日 15時) (レス) id: 78a706b18a (このIDを非表示/違反報告)
陽実 - 黒鉄莉威@こみゅボード使えませんさん» 何があった!?・・・頑張りまぁす。 (2016年12月10日 16時) (レス) id: 9fb101687e (このIDを非表示/違反報告)
陽実 - 黒鉄莉威@こみゅボード使えませんさん» ありがとうございます!もうちょっと早くできるように頑張ります! (2016年12月7日 14時) (レス) id: 9fb101687e (このIDを非表示/違反報告)
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