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15話 ページ15

虚「何の真似ですか。」





返ってきたのは嘘だろ?と言いたくなるほどの塩対応(噛んだことも含め)。

え、ガン無視?


さっき、あれほどかっこつけたのが恥ずかしくなるくらい(噛んだことも含め)、帰ってきた返事は冷たかった。

ちょ、顔が熱い。刺さる視線は冷たいのに。



心臓の音がやけにうるさい。




待って、これで断られたら死ぬよ?
窓割ってコイツらもろとも宇宙の塵だよ?




大体、私がカッコつけようとしたのが間違いだったんだって。

人には似合う役と似合わない役があるんだって。

あくまでも私はシリアスブレイカーなんだって。




いや、むしろこのシリアス大量生産機(虚)と合わせることで、バランスのとれた絶妙な味わいになるのか?冗談じゃねえぞ。







……はぁ、疲れた。現実逃避も体力使うんだな。




いいよ、笑えよ。笑ってくれよ。思う存分笑えばいいじゃねーか。


どうせ私は大事な場面で噛んじゃうくらいどうしようもない人間ですよ。






虚「……別に、あなたがそれでよいのならお願いします。」





…何とか宇宙の塵になるのは防がれたようだ。万歳。






虚「まあ、Aさんもこう言ってくれていることですし、ご案内しましょう。」





歩き出す虚さんについていく。






しかし、その広い背中を見てると、やっぱりあの人なんだなって思う。
あの頃も、変わらずこうやってその背中を見ながら歩いていたから。















虚は、しばらく歩くといかにもって感じの扉の前で止まった。





A「あぶっ!!」




……急に。





虚「入りなさい。」





いやてめっ!いきなり止まんじゃねぇ!!




いや、今感傷に浸ってたよね?あの人の背中思い出してたよね!?




何なの!?君も意外とシリアスブレイカーなの?


大量生産機(失礼)じゃなかったの!?




いや、あんま前見てなかった私も悪いけど!!






思い切りぶつけた額をさする。てか待って。普通に痛い。



貴方の筋肉は針金で出来ているんですか?




虚「…どうかしましたか?」





なかなか動かない私を不審に思ったらしい。


いや、こんないかにもって感じの部屋、中々入れないよ?





A「いえ、失礼します。」





まあ、入るけど。

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ジャス民茶(プロフ) - ありがとうございます!! (2017年4月9日 13時) (レス) id: 78a706b18a (このIDを非表示/違反報告)
狂夜 - 続き待ってます。 (2017年4月4日 15時) (レス) id: 3600cee874 (このIDを非表示/違反報告)
ジャス民茶(プロフ) - はい (2017年4月3日 15時) (レス) id: 78a706b18a (このIDを非表示/違反報告)
陽実 - 黒鉄莉威@こみゅボード使えませんさん» 何があった!?・・・頑張りまぁす。 (2016年12月10日 16時) (レス) id: 9fb101687e (このIDを非表示/違反報告)
陽実 - 黒鉄莉威@こみゅボード使えませんさん» ありがとうございます!もうちょっと早くできるように頑張ります! (2016年12月7日 14時) (レス) id: 9fb101687e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:陽実 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2016年7月1日 15時

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