12話 ページ12
虚「そうですか・・・ならばしょうがない。なるべく早く地球に戻るように伝えておきましょう。
まあ、どの道今すぐには帰れませんから、ゆっくりしておくとよい。」
A「え・・・」
・・・ということは、協力しなくてもいいってこと?
なんだよ・・・
A「ちょっとはいいとこあるじゃないですか。」
そう言うと、虚は、貼り付けた笑顔で振り返った。
虚「そうですか?あなたをここへ連れてくるように指示したのは私ですが。」
A「うっ!……ちょっと考え直します。」
この人も、よく笑う人だ。もちろん、心からの笑顔だとは思えないけど。
……松陽も、そうだった。いつも笑っていた。その笑顔を見ると、どんな場面でも安心できた。
大丈夫だって、思えた。
虚の笑顔は、松陽のものとは似ても似つかないような冷たい笑顔だけど、
何故か、安心してしまっている自分がいる。
もしかしたら、この人は・・・
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ジャス民茶(プロフ) - ありがとうございます!! (2017年4月9日 13時) (レス) id: 78a706b18a (このIDを非表示/違反報告)
狂夜 - 続き待ってます。 (2017年4月4日 15時) (レス) id: 3600cee874 (このIDを非表示/違反報告)
ジャス民茶(プロフ) - はい (2017年4月3日 15時) (レス) id: 78a706b18a (このIDを非表示/違反報告)
陽実 - 黒鉄莉威@こみゅボード使えませんさん» 何があった!?・・・頑張りまぁす。 (2016年12月10日 16時) (レス) id: 9fb101687e (このIDを非表示/違反報告)
陽実 - 黒鉄莉威@こみゅボード使えませんさん» ありがとうございます!もうちょっと早くできるように頑張ります! (2016年12月7日 14時) (レス) id: 9fb101687e (このIDを非表示/違反報告)
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