【あんスタ】『偽物警報』

１２．『ヒカリ』(2) ページ12

時代:ずっと昔

場所:『ヒカリ』の家





ヒカリ「はぁ……………」




ヒカリは夢ノ咲学院の一年生。





とある人に恋をした。





その人は一つ年上の兄ととても仲がよく家にもよく来ていた。





この_________朱桜家に。






ある日のことだった。





いつも寄り道せずに帰ってくる兄が、午後十時を過ぎても帰ってこなかった。






お母さん、お父さんはもう遅いからと言って私に寝るように言った。







でもベッドに入ったって心配で寝れそうにないな…………なんて思っていたらある事に気がついた。






棚に何か挟まっている。






おそるおそる取り出すと兄の名前が書いてあって、開いてみると日記だと分かった。






読んでいく、でも最後のページを開こうとするとなんだか嫌な予感がして、胸騒ぎがして、なかなか開けなかった。





思いきって開けた。





嘘だ………………





嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ





あの人が、私の好きな人が、人気アイドルが、三沢東が………………





人を殺す？






快楽殺人犯_______________？






兄、へんな冗談は止めてよ、





どっきり？でしょ？







でも………でも……………！！！！！






お兄ちゃんがこんな最悪な嘘書くわけが無いよ……………………………





「『ひかり』が東を正してくれ」







お兄ちゃんが正すんでしょ？






まるで死ににいくみたいじゃない






夢…………きっと ……夢……………

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