11.『ヒカリ』(1) ページ11
場所:手芸部の部室
夏目「……君に聞きたいんだけド」
改まって夏目は聞きたいことがあった。
ヒカリ「……構わない。だが『終わり』が迫っていることを忘れるな。移動しながらならば話す。」
夏目「僕もそのつもりだヨ。」
夏目がそう言うと二人は立ち上がり、『偽物』を探しつつ話し始めた。
ヒカリ「…聞きたいこととは何ぞ…?」
夏目「零兄さんに話を聞いて、さらに僕は秘密の部屋で日記を読んダ。で、疑問が出来たんダ。
零兄さんの話だと告白して振られ、逆恨みで殺しタ。
でも日記を読むと、違ウ。まるで日記の主の敵打ちのようだと僕は感じタ。
どちらも嘘には思えない、この『ゲーム』を終わらせる為にはそれを明白にしないといけなイ………僕はそんな気がする………教えてくれるかナ…?」
ヒカリは少し考え込んでいたようだったが、何かを決心したのか…もしくは夏目を欺くのは無理と判断したのか……とにかく話始めた。
ヒカリ「答えは…………『どっちも』ってところか。まあ結末だけではつまらない、遠い昔話を話始めようか。」
ヒカリは相変わらず淡々とはなしていたが、一瞬悲しげに微笑んでいたように夏目には見えていた。
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夜桜凛(プロフ) - 孤影色羽さん» いえいえ、全然大丈夫っすよ! (2017年3月29日 0時) (レス) id: 6245cde835 (このIDを非表示/違反報告)
孤影色羽(プロフ) - 夜桜凛さん了解です、修正致します。 ご迷惑おかけしてすいませぬ。 (2017年3月27日 21時) (レス) id: ad3a3184a3 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜凛(プロフ) - 25話の零さんのセリフ、「襲いかかって」が「遅いかかって」になってますよ! (2017年3月26日 23時) (レス) id: 18db37ab0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:孤影色羽 | 作成日時:2017年2月24日 22時