頭文字D ～秘められし才能～ (ページ8)

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stage7 ページ8

啓介:兄貴が［紗季には、隠された才能があってまだそれが開花していないだけ］とか言ってた
紗季:涼介さんが？
啓介:兄貴が言うことに間違いは、ないからな
紗季:！………隠された才能
啓介:お前の兄貴もそうだけどお前も走り屋の才能があるってことだ
紗季:………あの啓介さんは、追い越して何とも思わないんですか？
啓介:思わんな
紗季:！
啓介:勝負だからな
紗季:………
啓介:追い抜いて文句言って来る奴は、俺も兄貴も捩じ伏せてきたかは(笑)
紗季:凄いなぁー
啓介:お前も抜けるんだから抜けばいい
紗季:………追われてるようで嫌なんですよね
啓介:そう感じないように特訓しようぜ
紗季:え
啓介:兄貴もそれさえ乗り越えれば開花するはずって言ってたぜ
紗季:………
啓介:まぁ、お前がその気になったとき俺も兄貴も力貸すぜ
紗季:ありがとうございます………

何だかんだ話している間に埼玉に到着
ﾌｧﾐﾚｽに寄る

紗季:よくﾌｧﾐﾚｽに来るんですか？
啓介:走り屋にとっては、常識だろ？
紗季:そうなんですね(汗)あまり、行かないので
啓介:まぁ、学生は時間制限あるしな
紗季:そうなんですよね(汗)

私たちは、各自注文をしたが

紗季:げっ！
啓介:どうした？
紗季:私、鶏肉駄目なんです(汗)
啓介:え！？
紗季:豚肉以外は、食べれなくて(汗)
啓介:初めて出会ったぜ
紗季:あげます

豚だと思った肉は、何故か鶏肉なっていたので啓介さんに譲り野菜のみを食べた

啓介:足りたのか？
紗季:大丈夫です
啓介:………デザートは？
紗季:え
啓介:女子は、甘いのが好きだって聞いたことがあるからな
紗季:うーん……
啓介:言っとくが、奢りだからな？
紗季:！
啓介:遠慮しなくていいぜ
紗季:………でも
啓介:………

私が遠慮していたら啓介さんが普通にデザートを注文していた

紗季:すみません
啓介:気にすんなって
紗季:啓介さんは、彼女いないんですか？
啓介:居ねぇよ、面倒だからな
紗季:啓介さんの場合、車が彼女ですよね
啓介:あぁ
紗季:啓介さんの車、ｶｯｺｲｲですもんね
啓介:わかるか！
紗季:はい♪私、RX大好きなので
啓介:！！
紗季:あのﾎﾞﾃﾞｨとエンジン音が素敵です
啓介:わかるー、いいよな！
紗季:はい♪

RXの話で盛り上がって居るところにデザートが来た

紗季:！？
啓介:まさか、また食べれないのか？
紗季:大好物です
啓介:そうか

私は、チョコパフェを口一杯に頬張りお腹一杯にして私たちは、埼玉の峠に向かった