君がお前が好き【銀魂】[土方] (ページ5)

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近藤さんの意向で私の剣術の腕を見ると言いながら取り敢えず体調とか戻ってからだと………その３日後に私と総悟の一本勝負が行われた

紗季/沖田[ハァアアアアア！！]
土方[あの………総悟と]
近藤[トシ、まだ帰そうと思ってるのか？……お前も紗季が心配だったんだろ？]
土方[！…………俺は]
近藤[恋に年齢は関係ない………一人返した所でお前は不安が残って仕事に集中出来なくなる………じゃないのか？]
土方[…………]
近藤[おしまいだ]
紗季/沖田[！…………]
近藤[紗季]
紗季:なに？
近藤[トシのサポート頼んだぞ]
紗季[え！]
近藤[お前が遠くからトシを見ていたのは、知ってるからな]
紗季[近藤さん………]
近藤[トシ、紗季に色々と教えてやれ]
土方[ハァー…………着いてこい]
紗季[はい！]

私の剣術は、いつの間にか総悟と互角になっていた
その腕を見込んで近藤さんから[真選組副長、補佐係]という役職を任された

紗季[副長補佐係って何すればいいの……ですか？]
土方[二人ん時は、好きにしろ]
紗季[！………でも他の隊士たちに]
土方[…………副長補佐係なんざ、近藤さんが今日作った]
紗季[え！？]
土方[だから、俺の仕事とか手伝ってくれればいい………あ、あと後ろを任せる]
紗季[後ろって…………]
土方[俺は、常日頃から命狙われてんだよ………寝る暇もねぇくらいに]
紗季[そんな！]

と私が土方さんの後ろを歩いていたら真横からバズーカを構える沖田を見て察した

紗季[なるほど………分かりました、土方さんの背中は私がお守りします]
土方[早速、倒してこい]
紗季[はい！]
沖田[てめぇなんかに負けるかよブス！]

こうして私と沖田は、それぞれ慕っている人物を守る為に毎日、互いに違う意味で攻防戦をさることになった
見廻りなど一秒たりとも気を抜けないほど沖田は、土方さんを狙っている

紗季[総悟………いい加減にしてよ]
沖田[あんな奴、守ることないでさぁ]
紗季[ゴリラこそ守る必要ないと思う]
沖田[何だと！]
紗季[なによ！]
近藤[ナハハハハハ、トシに懐く紗季………懐かしいなぁ]
土方[……………]
近藤[紗季が毎日のように泥ん子になってお前のところに行き拭いて貰う………あの光景が忘れられん……きっとﾐﾂﾊﾞ殿も]
土方[…………紗季]
紗季[！土方さん、なに]
土方[ちょっと来い………お前いくつになって泥塗れだな]
紗季[あ……………いつの間に♪]

手拭いで優しく拭いてくれる土方さんを私は……見詰め微笑む