1 ページ3
武州を出て、皆が居る江戸へ何日も掛けて走入続けた私は、江戸に着く頃には服がボロボロで体などにかすり傷などがあった
それでも私は、彼らに会いたくて江戸に着いて町人に聞きあたった
銀髪の男に聞くと嫌そうな顔をした
?[近藤だぁ?ゴリラなら真選組だ]
?[見かけない顔アル……あんな所に何しに行くネ?]
紗季:近藤さん……総悟、土方さんは元気ですか?
?[元気も何も………真選組と言われて知らない人は貴女くらいですよ]
紗季[!…………何処にいる?真選組って何処]
私は、銀髪の人とその連れ子に聞いて真選組がある場所へ向かった
大きな建物の門前横に【真選組】と書いてある木札を見付けて入った
?[コラコラ、勝手に入っちゃダメだよ君]
紗季[近藤ッさん………総悟、土方さんは?]
?[あ?局長たちに何のようだ]
紗季[会いたい………]
?[会いたいだけで通せるかよ、帰れ]
門番の人に突き飛ばされた私は、道路に大きく転びそこへ車が目の前で急停止
?[危ねぇでさぁ]
?[急に出てくんじゃねぇーよ!餓鬼]
紗季[ごッめんなさい………でも三人に会いたいから………近藤さん、総悟、土方さんに会わせて!!三人なら分かってくれる]
と車に乗っていた栗色の髪の男性と瞳孔が開いた目をした男性に向かって発言したが互いに叫んで驚いた
沖田[何で居るんでさぁ!!]
紗季[………総悟ォオオオ、土方さあああん]
土方[うおっ!!]
思わぬ再会に私は、土方さんに抱き着いて泣き叫んだ
近藤[おいおい、迷子か?]
土方[迷子じゃねぇよ………]
沖田[5年も経っちまったけど紗季でさぁ]
近藤[え!]
紗季[お久しぶりです!近藤さん]
近藤[何で!!どうして!!]
紗季[ミツバお姉ちゃんが帰ってこないから………寂しくなって来ちゃった]
三人[!!!]
紗季[ミツバお姉ちゃんは?]
沖田[姉上は…………]
近藤[…………]
土方[死んだ]
紗季[…………え?]
近藤[トシ]
土方[何れは、バレる………紗季がミツバのこと母親だって思っていたんだ……知る権利はある]
沖田[だからって………紗季の歳も]
紗季[…………そっか………やっぱり]
近藤[え]
紗季[病気だってことは知ってた………きっと婚約は嘘で最期が近いから皆が居る此処に向かったんだろうだから私は、残ったんだあの場所に]
三人[!!!]
紗季[お姉ちゃんが居なくなった後、皆が帰ってきたとき誰も居なかったら総悟や土方さんが探しちゃうと思って]
6人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:夜宵桜 | 作成日時:2018年12月15日 17時