男と女のﾀﾞﾌﾞﾙｽ２【テニスの王子様】 (ページ21)

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紗季は、手塚の言葉に驚きと共に笑顔で

紗季「超えます！！」

青学「…………紗季」

そして、試合は紗季から始まるのだが

紗季「……………」

青学「あの構え………まさか！？」

手塚「！！」

紗季「そのまさかですよッ！！」

紗季は、手塚のサーブ(零式サーブ)を手塚へ放った

不二「クスッ………心から手塚を慕っているんだね君は」

越前「部長のサーブを部長に打つって……やるじゃん」

手塚は、自分のサーブを受け打ち返すが

手塚「！！？」

紗季「返してくれると思ってましたよ！！"疾きこと風の如く"くらえ！！」

幸村/真田「！！！？」

ズドーーン

紗季「よっしゃ」

手塚/真田「！！」

幸村「全国区を相手に」

桃城「すげぇ」

真田「まだまだこれからだ！！」

手塚「油断せずにいこう」

紗季「油断してると負けますよ？」

全員「！！！？」

紗季は、無意識に天衣無縫の極み解放していた

幸村「君もその領域の選手なんだね」

紗季「なんか言いました？」

幸村「何でもない、いくよ！」

紗季「はい！」

幸村からのサーブで始まった
ラリーが続き、幸村以外は必殺技を出して点を稼ぐ
紗季は、青学メンバーの必殺技を繰り出す

不二「紗季は、シングルスでも十分な実力だと思うのに」

大石「ダブルスだから出せるんじゃないかな」

菊丸「手塚が相手だからかもしれないにゃ」

青学「納得」

越前「……………」

試合はコートチェンジをしてから流れが変わった
紗季の腕に負担か掛かりすぎてうまくボールを返せない

幸村「紗季ちゃん、大丈夫？」

紗季「大丈夫です！！」

幸村「でも」

紗季「全国前にして無理はしないです」

幸村「ならいいけど」

紗季「でも、あんまり時間を掛けられないので本気でいきます」

紗季は、竜の瞳に変えて始めた

跡部「紗季は、手塚と真田をよく理解している」

白石「二人の弱点を上手く使っているし手塚に対しては、腕や膝への負担を掛けないコースを狙っている」

不二「紗季は、本当に優しいし手塚に懐いてるよね………手塚を越せって言われたのに」

大石「越せと言われたからだろうな」

海堂「……………」

そして、試合は紗季の零式ドロップショットで決めた

真田「最後の最後にそれを打たれるとは」

手塚「………ああ」

幸村「真田相手に手塚の技で決めるなんて」

紗季「♪」

越前「ん」

紗季「！………いいの？」

越前「腕痛いんでしょ」

紗季「ありがとう」