男と女のﾀﾞﾌﾞﾙｽ２【テニスの王子様】 (ページ20)

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全員「！！！」

紗季「え」

桃城「何言ってんだ！！」

越前「紗季は、青学っす！」

紗季「桃先輩、リョーマ」

不二「手塚が許すわけないよ………」

手塚「断る」

幸村「？」

手塚「紗季を含めて青学は、全国へ行く！」

幸村「…………」

手塚と幸村は、譲らない戦いを繰り広げた
二人のラリーが続いた
だが、膝と肘に爆弾を抱えている手塚を知っている紗季は、黙ってみていられなかった

幸村「貰ったよ！」

手塚「ッ！！！」

紗季「まだまだだね♪」

幸村/手塚「！！！！」

紗季「くらえ！」

紗季が放ったボールは、真っ直ぐ幸村の方へ飛んで行き、ボールが地面に着いた

幸村「返す」

紗季「……終わりですよ」

幸村/真田「！！！！」

紗季が放ったボールは、バウンドせず後退した

跡部「まさか！」

青学「紗季は、"手塚"部長に懐いてるから」

幸村「零式ドロップショット………」

真田「俺たちが負けた………」

切原「嘘だ！！」

柳「赤也…………」

ダブルスを行った４人は、握手を交わしてそれぞれのチームへ戻った瞬間、紗季はダッシュで医務室に駆け込んで冷せる物を貰って青学の所へ

紗季「手塚部長、これで○×△☆♯♭●□▲★※！！！」

手塚「！？」

不二「クスッ」

幸村「………手塚が渡したくないのは、あー言う事なのかな」

真田「………」

跡部「紗季」

紗季「跡部さん？」

跡部「お前ほどの実力があればアメリカでもドイツでも活躍できるはずだが行かないのか？」

紗季「一人でなんか行きませんよ？」

跡部「なぜ？」

紗季「ダブルスがいいから」

跡部「！！！」

桃城「ダブルスで行くなら一人しかいないもんねなぁ～いねぇーぜ」

紗季「桃先輩！！！」

桃城「わわわΣΣΣ」

紗季は、桃城を追い掛けまわす

不二「桃の言う通りかもしれないね」

越前「紗季、言ってたっすから」

菊丸「なに？」

越前「行くなら彼氏に着いていくって」

遠くで桃を追い掛ける紗季を各部長たちが見守っていた
この日は、早々に食事などをとって部屋戻り、休んだ

そして、ダブルストーナメント最終戦が行われる

一戦目は、燭台&幸村vs手塚&真田

紗季「幸村先輩、大丈夫ですか？」

幸村「平気だよ」

真田「幸村」

幸村「真田、僕だからって手加減したら許さないよ？」

真田「！！」

紗季「手塚部長…………」

手塚「俺を超えろ燭台」

紗季「！！！」